ハッピー感満点♪ 南米ボリビアの定番パーティー料理「ピケマチョ」とは?

ピケマチョはピリ辛ソースが決め手。ビールとの相性がいい。

こんにちは!キッチハイク初参加のまりこです。

ネットサーフィンをしていた私の目に偶然飛び込んできたキッチハイクのページ。真っ先に「面白そう!やってみたい!」と思いました。思い返せば学生時代、留学中のいちばんの思い出はホストファミリーや他国の留学生と料理を教えあったりシェアしたこと。これを知ったからにはもちろん利用しないテはありません (笑)。せっかくだから、これまで会ったことのない国の人にしてみよう!と、ボリビアのセシル (Cecil) さんにコンタクトをとりました。

こちらが、本日のCOOKセシルさん。料理開始前にポーズをキメてくれた、チャーミングな方です!

メッセージを送ると翌日には快くYou're my first kitch hiker!とうれしい返信が。セシルさんのメニュー、「ピケマチョ (Piche macho)」はもともとはパーティー料理で、大人数で飲みながらいただくお料理とのこと。友人にも声をかけ、今回は2人で訪問させていただくことになりました。

■日本とボリビアのクォーターのセシルさん

待ち合わせは千駄木駅。「どんな人が来るのだろう?」とそわそわしながら待っていると、セシルさんが日傘をさして爽やかに登場。「今日は本当に暑いね!」「でもうちは本当にすぐ近くだから安心してね」とはじめましてとは思えないフレンドリーさ。

お母さまは日本とボリビアのハーフで、ご自身も日本人とのクォーターというセシルさん。今は日本の大学院に通っていて、アルバイトでスペイン語や英語も教えているのだとか。ボリビアの高校を卒業後はチリの大学へ進学、日本に来る前はカナダに住んでいたという国際派です。

キッチンにはたくさんのスパイスが行儀よく並んでいます。お料理好きのセシルさん、留学生のお友達が帰国する前、譲ってもらうなんてことも多いのだとか。

■ローズマリー水のおもてなしを受け、お料理スタート!

お互いに簡単な自己紹介をしながら歩いているとあっという間にお家に到着。まずは手作りのローズマリー水を勧めてくれました。ローズマリーはなんと家庭菜園しているのだそう。ほんのり爽やかな香りに暑さも和らぎます。その他にもパセリやバジルも自宅で採っているというセシルさんの手作りへのこだわりが垣間見えた瞬間でした。

一息ついたら早速お料理開始です!今回は一緒に作りましょう!ということでエプロンを締めてやる気まんまん (笑)。メニューの「ピケマチョ」は、フライドポテトの上に野菜、肉などの具材を乗せてソースをかけたものです。さっくり説明を受けたらいざスタート!

まずは野菜の下準備。みじん切りに細切りに、とあらゆる形に切っていきます。

お料理を本当に楽しそうにされるので、こちらまでウキウキ感倍増です。

ピケマチョの「マチョ」は大きな皿という意味だそうで、1人で食べることができたら、立派な大人だと言われるんだそうです (笑)。

フライドポテトはオーブンへ。あえて揚げずにオーブンでヘルシーに仕上げたいというセシルさん。こうした配慮は女子にとってはうれしいポイントですね。

ピケマチョはピリ辛ソースが決め手になるそうで、本場では、激辛ソースであることが多いそうです。

ソース用のトマトはトマト缶ではなく、生のものをおろしていきます。フレッシュでおいしそう!お腹が空いてきたー!

下準備を終えてからの味付けはプロのセシルさんにおまかせします。手慣れた様子でスパイスを投入していくセシルさん。キッチンはすでにジューシーな牛肉とスパイスの香りでいっぱいです。スパイスの香りをみなさんにお届けできないのがなんとも残念でなりません。ここでスパイスの名前を覚えきれない私を見かねてCOOKから一言アドバイス。「クミンをはずさなければ、あとはアレンジ自在よ!」なるほど!こういうポイントは忘れずにメモです。

色々な野菜がたっぷりなのは、嬉しいですね!

いよいよ仕上げ。タイミングよく温まったポテトの上に、具材とソースを豪快に盛りつけます!

本当に大皿料理ですね!まるでホームパーティ始まりそうなその見た目に、ワクワクします。

かんせーい!

カラフルで、おいしそうでしょう?

それにしても友達を連れてきて!と言われた理由がよくわかりました。とにかくボリューミーです!しかもこれで3人前 (よりちょっと少なめ) というのだから驚き (笑)。でもだからこそテーブルに映えるお料理かもしれません。

香りがと〜ってもよく、食欲がグングンそそられます!

いちばん相性がいいというビールをプシュッと開けて、さぁ乾杯です。おいしいお料理とビールに楽しいおしゃべりの時間。夏の女子会、サイコーです!

ちなみにこの「ピケマチョ」、地域によってさまざまな食べ方があるそうで、あるときボリビア中心部出身のお友達がビールと酢を混ぜたソースをかけて食べていたのを見てびっくりしたこともあったのだとか。

サイズ感がおわかりになりますでしょうか?特盛です (笑)。

食後には手作りアイスをいただきました。クリームは一切使わず、冷凍イチゴ、キウイ、バナナを入れて作るアイス。友人と私も少しお手伝いをさせてもらいました。

材料は凍らせたフルーツだけなので、デザートまでヘルシー!

ピリ辛料理のあとに、冷たいデザートはとっても嬉しいです!

食後も大いにおしゃべりに花を咲かせ、気がついたらもう3 時。最後は記念撮影をしました♪

セシルさんが大好きだというLINEのキャラクター、コニーとの写真をぱしゃり。

■日本人顔負けのおもてなし上手のセシルさん

帰り際、このあとは明日会う学校の友達のためにレモンケーキを作るの!と楽しそうに話してくれました。お料理は食べるより作るほうが断然好き、というセシルさん。今回のキッチハイクでも、手作りのハーブ、アイス、食後のコーヒーもドリップで丁寧に淹れてくださり、日本人顔負けのおもてなし上手でした。話題も尽きず、本当に気さくでかわいらしい方です。キッチハイクには興味があるけど、初対面でしかも外国人......と心配の方は、ぜひセシルさんに声をかけてみては?きっと楽しい体験ができること間違いなしです!

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