こんにちは、KicthHike編集部ハヤシです!
日本にいながら世界中の料理を楽しめるKitchHike。
今回はインドネシア出身、料理大好き!ネニ・ヘンドリさんに、レストラン顔負けの本格スタミナ料理「ソプ ブントゥット (オックステールスープ) 」と、インドネシアの家庭料理「サユール・プチェル (ゆで野菜のピーナッツソースがけ) 」、南国の味「ココナッツプリン」を教えていただきました。
子どもの頃から料理好き、日本に来てからも料理教室に通い、今では人に教えるほどのネニさん。Hikerとしてお家にお邪魔したスタッフにレシピまで用意してくれたので大助かり!
プリントしたレシピを準備してくれたネニさん。英語だけど、大丈夫、わかります!
前編では、「ソプ・ブントゥット (オックステールスープ)」、後編で「サユール・プチェル (ゆで野菜のピーナッツソースがけ)」と「ココナッツプリン」の作り方をご紹介します。
ダイニングテーブルの上にカセットコンロを置いて料理するネニさん。とってもわかりやすかったです!
■「ソプ ブントゥット」は、インドネシアのスタミナ料理!
今回、ネニさんに教えてもらったのは、インドネシア語で「Sop Buntut (ソプ ブントゥット) 」と呼ばれる「オックステールスープ」です。
「オックステール」とは牛のしっぽのこと。コラーゲンを多く含み、滋養強壮効果のある食材で、ハワイや韓国など、さまざまな国で使われている食材です。日本のスーパーではあまり見かけませんが、海外の食材を扱っているスーパーなどで手に入れることができます。
インドネシアでは、家庭料理というより、お店で食べるスタミナ料理として親しまれているそう。
オックステールの下ゆでは時間がかかるけど、煮込むだけなので簡単!時間はかかるけど、味は本格的なスープ、ぜひ挑戦してみてください。
■ソプ・ブントゥットのレシピ
ソプ ブントゥットの材料 (4人分)
オックステール1kg
※下ゆで用の水は分量外
●香味野菜 (すり潰す)
シャロット※インドネシア産玉ねぎのこと。紫玉ねぎで代用可、その場合は1個10個
にんにく5片
しょうが2.5㎝分
玉ねぎ1/2個
塩少々
●スパイス
シナモンスティック5㎝
クローブ5個
ナツメグ (パウダー) 多めの小さじ1
水2.5リットル
にんじん (大きめの乱切り) 2本 (250g)
じゃがいも (大きめの乱切り) 2個 (250g)
サラダ油多めの小さじ1
塩多めの小さじ1
砂糖小さじ1/2
白こしょう多めの小さじ1
●トッピング
トマト (くし形切り) 1個分
セロリ (ざく切り) 1本分
レモン (くし形切り) 1個分
フライドシャロットフレイク※なくてもよい適量
シャロットは直径5㎝ほどのインドネシア産玉ねぎ。玉ねぎよりも香りが強い。紫玉ねぎでも代用できます
■オックステールスープの作り方
■ここがポイント!
インドネシアのすり鉢、チョベック。石でしっかりとすり潰すことで、香味野菜の旨味と栄養を引き出します。ただ、日本で手に入れるのは難しいので、フードプロセッサーか、すり鉢を使っても大丈夫、とネニさんは言っていました。
野菜の分量的に、包丁で細かなみじん切りにしてもよさそうです。
■実際に食べてみた感想
スープは濃厚だけどしつこくない、さらっとした味。肉の旨味がたっぷりと溶け出していて、思わず「おいしいっ!」と言わずにはいられません。
牛肉はとろっとろで、骨からつるんっと外れます。そして噛まなくても食べられるほどの柔らかさ。トマトやセロリの生野菜のトッピングがまた合います!
インドネシアでは、このスープにライスを浸して食べることもあるそう。私たちも真似して食べてみましたが、これがまたおいしい......!
一滴残らず飲み干したい、そんな味でした。
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(「KitchHike マガジン」より転載)