12月20日17時45分~18時5分まで、官邸で安倍首相、菅官房長官に新党結成ご挨拶。それぞれ、私が直接、官房長官と総理秘書官に連絡をとり、個別にセット。 別々に会おうと思ったが、菅さんがどっち道なら総理と一緒に、と言って同道する。
安倍首相は極めて多弁。橋本政権、小泉政権等々の昔話に花が咲く。私も小野次郎幹事長も、元官邸の住人(ともに総理秘書官)で話がつきない。
私からは、結いの党は責任政党として「反対のための反対はしない。政策ごとに国民本位に是々非々だ」「是非、既得権益を打破して、規制改革や地域主権の断行をお願いしたい。それがアベノミクス成功のカギ」等々の要請。それ以上のことはここでは控えます。
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官邸訓。私はそれを忠実に守ってきた。
それは何か。元「官邸の住人」は官邸を去ったあと、軽々に官邸に入ってはいけない。何かの用事にかこつけて入ってはいけない。こんど入るときは権力を握り、堂々と官邸に入るべし。
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だから、私は新官邸を知らない。あの大震災の日。党首が地方で出席できなかった党首会談(2011年3月11日)に代理出席した以来、今日が二回目だ。
新官邸はたしかに広く、天井も高い外国仕様だ。海外からの賓客を迎えても恥じることはない。でも何かが違う。そう、私が勤務した旧官邸には歴史があった。226事件、515事件の弾痕も生々しく残っていた。赤じゅうたんを踏みしめれば重厚感を感じることもできた。
これまでの二度に加え、三度(みたび)、この新官邸に入る時が来るだろうか。
(一回目)海部・宮沢内閣(1990年~92年)
(二回目)橋本内閣(1996年~98年)
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新官邸
旧官邸