実際のアウトプットー期待値=実績

本を出版するクラウドファンディングを立ち上げてから本当にさまざまな声が届く。

中には否定的な意見も多くて、「もっと実績を出してから本を書いたら?」という声があったので、ここに回答しておく。

実績というのは積み上がっていくもので、3年前の自分。去年、昨日の自分よりも、今日の自分の方が実績があって当然だ。

ここまでに異論はないと思う。ここで伝えたいのはその人の「年齢」。

年齢というのは期待値の裏返しで、例えば18歳の高校生がやれること(期待値)は基本的に低い。

しかし、18歳で大人でもちょっと難しいことをすれば、それが実績になる。

実際のアウトプットー期待値=実績だ。

僕の場合は起業だった。高校3年生で起業した時点で、「行動力があってすごい!」と、一定の評価を受けることができた。

これが30歳であれば、起業しただけではなかなか評価されない。

もちろん少しは評価されると思うが、「しばらくサラリーマンしてから独立する人もいるよね。」で、終わってしまう。

つまり、そもそもの期待値が高い。

話を戻す。

冒頭に書いた「もっと実績を出してから本を書いたらどう?」というのは、「年齢を評価対象に入れていない」発言だと思っている。

僕は現在23歳。学生。年齢の割にはいろんな実績を作ってきたと思う。

もちろん、これはこの年齢だから評価されることであり、僕がこのまま30歳になれば大した実績ではない。

それを踏まえた中で、「もっと実績を出してから本を書いたら?」という言葉を考えてみたい。

僕がもっと頑張ることは当然として、実績を出すには時間が必要だ。

つまり、それだけ求められる期待値が上がる。23歳のアウトプットより、25歳のアウトプットに期待するのは当然だ。

実際のアウトプットー期待値=実績とするならば、もしかすると、僕の人生の中で一番実績があるのは今かもしれない。

(もちろん、25歳でもいま以上に評価されるように頑張る。)

僕は23歳のいまだから書けることを書きたい。

僕が届けたいのは10代。

僕の強みは「年齢」しかない。

まだ何者でもない、世代の近い僕が、失敗を繰り返しながら、少しづつ、少しづつ、成長していくストーリーを伝えたい。

小幡和輝公式noteより転載

小幡和輝 プロフィール

1994年生まれ。約10年間の不登校を経験後、定時制高校に入学。さまざまな経験、人と出会い人生が大きく変わる。

その後、高校3年のときに起業。和歌山を拠点に、商品開発、イベントやプロモーションなどを企画。

最近では47都道府県すべてから参加者を集めて、世界遺産の高野山で開催した「地方創生会議」がTwitterのトレンド1位に。和歌山市観光協会のアドバイザーも務める。

世界的な経営者団体「EO」が主催するビジネスコンテスト「GSEA」で、日本代表としてワシントンD.Cで開催された世界大会で登壇。GlobalShapers「世界経済フォーラム(ダボス会議)が認定する世界の若手リーダー」に選出。

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