Amazonのプライム・ビデオをチェックしていたら、驚きました。
そこに並ぶのは、『シェイプ・オブ・ウォーター』『グレイテスト・ショーマン』『ブラックパンサー』......
どれも、こないだ公開されたばかりの作品じゃないですか!
体温より暑い外気と戦う気力もないし、家には買ったばかりの大型4Kテレビ......「映画館で見たけど記憶が新しいうちにまた見たい!」という作品も、「見逃してもうた〜」と後悔していた作品も、ずらりと並んでいる......
もうこれは、見るしかない
年間200本以上映画を見る私がお勧めする、2018年上半期に日本公開されたばかりの「自宅で見られる」ベスト映画5作品、紹介します。
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アメリカ・ミズーリ州で起こった、残忍な殺人事件。娘を殺されたミルドレッドは、犯人を捕まえられない警察へのメッセージとして、3枚の大きな広告看板を掲出します。
本作の見所は、"娘を殺された母ミルドレッド=善"、"犯人を捕まえられない警察=悪"と、わかりやすい対立構造にはならないところ。それぞれの揺れ動く善悪の感情が、ボールのようにポンポン視聴者へ投げつけられます。
私は本作を2回映画館で見ましたが、3度でも4度でも、「襟を正したいとき」に見たい作品です。
幼少期に発語障害を負ってしまった女性と、半魚人のような"クリーチャー"の、とても美しく、(あえて言うなら)"楽しい"恋の物語。本作は、2018年のアカデミー賞作品賞などを受賞しました。
恋って、本来、曖昧なもの。言語化できないから、説明なんて、するほど安っぽくなります。日本のメロドラマに飽き飽きしている人、大人の恋の深みを味わいたい人にオススメです。
そして、『パンズ・ラビリンス』のゴシックテイストや『ブック・オブ・ライフ』の健やかな音楽、そして、名作『ヘル・ボーイ』のあの盲信的な愛の描きかた......デル・トロ監督作品の美味しい要素を混ぜ込んで大鍋で調理しましたー!感のある『シェイプ・オブ・ウォーター』は、デル・トロ監督ファンならなおのこと、必見の一作です。
19世紀に実在したショーマン、 P.T.バーナムの興行師としての半生を描いたミュージカル映画『グレイテスト・ショーマン』。多様性への賛歌でもある本作の、要ともなる楽曲群を担当したのは、『ラ・ラ・ランド』でアカデミー賞歌曲賞を受賞したパセク&ポールの二人です。
『レ・ミゼラブル』の映画化で「ヒュー・ジャックマンはミュージカル俳優だったのかー!」と驚いた方も多いはず。2004年にはトニー賞ミュージカル主演男優賞も受賞している彼の"ショーマン"ぶりは、本作でも健在です。
『ローガン』で衝撃のウルヴァリン引退劇を見せつけられた私たち MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)クラスタとしては、ヒュー・ジャックマンが清々しく歌う姿に「もう筋トレのことばかり考えなくてもいいのだ〜!」という裏メッセージを(勝手に)読み取ってしまいますが、そこはご愛嬌で。
ペルーの山奥からロンドンへやってきたパディントン。ブラウン家での生活も慣れてきたころ...新たな敵が現れます!
前作『パディントン』と同じく本作も、セントポール大聖堂やリトル・ベニス、移動式遊園地などを舞台に、実にイギリスらしい大冒険が繰り広げられ、見ているだけでロンドン観光をしている気分になれます。
また、前作で敵役を演じたのはニコール・キッドマンでしたが、今回も大物俳優ヒュー・グラントが、パディントンを陥れる難敵として登場。そんなヒューと、パディントン役を演じるベン・ウィショウは、BBCドラマ『A Very English Scandal』(日本公開未定)で、"元恋人同士"という、危険な関係を演じています。
ベン・ウィショーは、なぜ、声だけでこんなに萌えるのか―――平成最後の夏にふさわしい、一大論点です。
亡き父の跡を継ぎ、ワカンダの国王に即位した若きティ・チャラ。ブラックパンサーとしてもアベンジャーズに協力し、国内外の平和を守っていました。しかし、過去の脅威がワカンダに迫り...。
監督&主要キャストがほぼアフリカ系俳優で構成された本作は、社会現象となり、アメリカでの興行収入は『タイタニック』を超える69億9000万ドルを記録。
また、力強く自由に生きる女性キャラの姿が描かれた点も、超大作映画としては新鮮でした。
SNSでは「ワカンダ・フォーエバー(腕クロス)」の合言葉も大ヒット。
その後に続く『アベンジャーズ:インフィニティー・ウォー』大ヒットのプロローグにもなりました。
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暑すぎて外出したくない休日、自宅でクーラーを付けながら大ヒット映画を見て優雅に過ごしてみては?
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