全米最大のレコードプレス工場、復活したアナログ人気のため生産を拡充

2013年にアメリカの音楽売上において、CDの売上枚数は相変わらず減少し続ける中(14.5%も減少)アナログレコードの売上枚数は前年の460万枚から32%増加し610万枚に成長、2005年から7年連続でプラス成長を続けています。

テネシー州ナッシュビルにあるアメリカ最大のアナログレコードプレス工場「United Record Pressing」は、アナログレコード生産の規模を拡張します。

United Record Pressingは550万ドル(約5億6000万円)を第2工場に設備投資し、16台のプレスマシーンを導入し収納スペースを拡大します。

現在Unitedの工場では30台のプレスマシーンが週6日24時間稼働しています。

2013年にアメリカの音楽売上において、CDの売上枚数は相変わらず減少し続ける中(14.5%も減少)アナログレコードの売上枚数は前年の460万枚から32%増加610万枚に成長、2005年から7年連続でプラス成長を続けています。2014年4月の時点で、昨年同時期のLP売上枚数をすでに32%超えており、このまま行けば今年も記録を更新する勢いです。

近年、ジャック・ホワイトやチャックDなどアナログレコードを愛するミュージシャンを巻き込みながら、毎年4月に開催される「レコード・ストア・デイ」など音楽好きがアナログレコードを楽しむ機会を演出することで、若者を中心にアナログレコードの人気が復活しています。今年開催されたレコード・ストア・デイの週間売上は2013年よりも11%アップするなど、イベントがアナログ人気復活を推進しています。

United Record PressingのCEO、マーク・マイケルズは、アナログレコードのニーズを満たすように今年の生産規模を30%増加するつもりだとコメントしています。

1949年設立のUnited Record Pressingは、ビートルズの米版アナログやモータウンのアナログなど有名なアーティストやレーベルのアナログを製造してきました。

ソース

(2014年5月7日「音楽ブログ「All Digital Music」より転載)

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