さて、8月だ。2014年も半分以上過ぎてしまった。
あなたは年初に、今年こそ始めようとしたことを、無事始めて、順調に進んでいるだろうか?
僕は苦戦はしているが、なんとか一歩ずつ進んではいる。
プロジェクトのひとつ『バーチャルKimonoミュージアム』は、すでにサイトでも「春にオープン予定」と告知していたのだが、システムの構築に手間取っており、秋のオープンにずれこみそうだ。(申し訳ありません!)
特定非営利活動法人「Kimonoアーカイブ」の設立はすでに済ませており、同じココロザシを持つ強力な仲間(守屋さん)が理事長になってくれている。収納したい写真も集め続けており、水面下でがんばっているので、楽しみにしてくださっている方はもうしばらくお待ちいただけたらと思う。
今朝、このお詫びから話を始めたのは、僕の大ファンのカナダの起業家Justinさんの過去記事に『Why didn't you launch in 2013?(2013年にあなたが始めなかったのはなぜか?)』というのがあって、「いや、『Kimono アーカイブ』は始めてはいるんだけど、確かに、そういう理由で始めれてないこともあるな」と思ったからだ。
今年も半分以上過ぎて夏休みになったことだし、振り返って状況を確認するにはちょうど良い機会かもしれない。
アタマの隅にとどめて置きたい内容なので、記事を要約しておこうと思う。(以下)
今年やろうと思っていたことを、あなたがまだ始めていないのはなぜか?
1.単にまだ始めていない
あなたはそれを思いついて、夢見て、誰かに話した。
だけど、実際にはペンをとって紙に書いたり、キーボードにプログラムを打ち込んだり、誰かにそれを頼んだりしなかった。
要は、単に始めなかった。
2.そのことをやるための時間を定期的に確保していない
始めることが半分、それを続けて終えることが残り半分の仕事だ。
もし、ほかの仕事をしながらそれをやろうとしているなら、それをする時間を決めてスケジュール化(習慣)することがもっとも有効だ。(たとえば、毎週土曜日の6時に起きて2時間はそのために働くとか)
3.あなたのアイディアがビッグ過ぎる
私(Justinさん)は昨年の夏にまとまった本を書こうとしていたが、書き始めてみると計画通りのものを書き上げるには1年はかかることがわかった。そこで、3週間ぐらいで書けそうなもの、50ページの短い本とソースを合体したものに変更した。実際には仕上げるまでに3か月かかったが、出版することができた。
あきらめて何も作らないことより、小さなものに変更しても、とにかく作って世に出すほうがずっと良い。
4.あなたのオーディエンスをつくっていない
Justinさんが言う「オーディエンス」とは、あなたが作ろうとしているものを、必要としている人たちのうち、あなたがアクセス可能な人たち(たとえばブログを読んでくれているとかTwitterでフォローしてくれているとか、メールリストに登録してくれている人たち)のことだ。
Justinさんはプロダクトやサービスを作るまえに、オーディエンスをつくることを提唱されている。
もし、そういうオーディエンスがすでにいれば、プロダクトのスタートはスムーズに受け入れられるだろうし、オーディエンスの顔が見えていれば、プロダクトをつくる意欲も強く湧くというものだ。
オーディエンスのつくりかたについては、彼の記事を以前に紹介したので、こちらを参照していただきたい。
5.ひとりでやろうとしている
Brennan Dunnさんという方は、9つの異なるプロダクトを持ち、6桁の収入を得て(1000万円以上)、マーケティングも自動化されている。それをひとりでやっているかのように見えるが、じつはサポートのネットワークを持っている。田舎に住んでいるらしい彼は孤立を避けるために、同じような仕事をしている人たちとのネットワークに参加し、そこで信頼を得るためにたくさんの時間を割いている。その人たちとの協業やヘルプ、アドバイス、フィードバックが、彼の仕事を可能にしている。
****************
半分以上過ぎたとはいえ、まだ、5ヶ月も残っている。
今からでも全然遅くない。
今年、始めようと思って、まだ始めていなかったこと、あなたにはありませんか?
photo by Death to The Stock Photo
(2014年8月5日「ICHIROYAのブログ」より転載)