妊婦さんがかかってしまうと、子どもの心臓等に障害が出る可能性がある怖い病気、風疹。悲しいことに、昨年から今年にかけて、大流行してしまいました。
悲しむだけでなく、再発を防ごう!ということで、フローレンスの往診提携医、ナビタスクリニックの久住先生が立ち上がりました。なんと、フローレンスの利用会員のパパ達に、先着100名で無料ワクチン接種を行う、と。
なぜパパか。妊婦さんや妊婦さんになる可能性になる女性は、かなりワクチンを接種するようになってきました。しかし問題は男性です。免疫の無い男性がまだ多く、彼らが媒介してしまって、感染を広げてしまう危険性があります。
こうした実態を世に知らしめるべく、身銭を切って久住先生は無料ワクチン提供を行おうと考えたのでした。もはや現代の赤ひげです。
というわけで、パパ(@フローレンス利用会員)の皆さん、ワクチンを受けに行って、家庭で、会社で、満員電車で自分が媒介してしまうことを防ぎましょう!
そしてメディアの皆さん、風疹の流行は一息ついていますが、いつ何時再発するか分かりません。
そのためにも、ワクチン啓発の手を休めないで下さい!(できれば久住先生を取材してあげてください)
どうぞ宜しくお願いします!
----久住先生からのメッセージ--------------------------------------
ナビタスクリニックの久住です。
風疹の爆発的流行により、多くの先天性風疹症候群(CRS)の赤ちゃんが生まれました。
実は、妊婦さんは免疫があるといっても、完全には安心できません。
免疫を有する妊婦への再感染、そして胎児感染の事例が報告されています。
女性だけがワクチンを打っても CRS はなくなりません。
免疫のない人が多い、男性の皆様がワクチン接種を受け、
風疹の流行が起きないようにしましょう。
今回、我々医療者の願いを、このような形で表します。
ワクチンをお受け頂いた方は、かならず、
周囲の方にワクチン接種をお受けになるよう、お勧め下さい。
医療法人社団 鉄医会 理事長 久住英二
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【MR(麻疹風疹混合)ワクチン接種 無料提供概要】
◆目的
風疹は、妊娠初期の女性が感染すると、
胎児に障がいの残る「先天性風しん症候群」にかかる恐れがあります。
妊娠中は、予防接種が受けられませんので、
妊婦さんの周囲の方が予防する必要があります。
風疹の流行が下火になり、東京都内の多くの自治体では、
男性の風疹ワクチンの助成が9月末で終了しています。
しかし、風疹の感染拡大を防ぐには、妊娠出産に関係ない人も含め、
皆が免疫をつけるしか方法がありません。
集団免疫を獲得するため、ワクチン接種の無料提供を実施することにいたしました。
◆接種対象
フローレンス会員にご登録いただいているお子さんのお父さんで、
風疹ワクチンの接種歴のない(もしくは不明の)方。
◆対象人数
先着100名
◆ワクチン接種無料提供実施クリニック
ナビタスクリニック東中野・立川・川崎の3院
◆期間
11月1日(金)~11月30日(土)
(100名に達した時点で終了)
◆応募方法
こちらより、必要事項を入力の上、お申し込みください。
お申し込み後、フローレンス事務局よりワクチン接種にあたっての
お知らせをメールにてお送りいたします。
(なお、接種に際しては、事前にクリニックにお電話いただき、
ご自身で予約をお取りいただく必要がございます。)
※PR用にワクチン接種の様子を撮影させていただく場合がございます。
(※この記事は2013年11月4日の「駒崎弘樹公式ブログ」より転載しました)