先日、近所の友達ママと、こんな会話をしました。
ママ「選挙らしいけど、なんで選挙やるのか、全然分かんないわよね」
僕「(む、これはしっかり言わねば)いや、でも子育て世帯が投票しないと、保育園も増えませんし。」
ママ「でも、誰に入れたら良いかさっぱり分かんない。」
僕「(響いてない・・・。)ほら、今はWEBとかで政策とか見れますし」
ママ「えー、誰が出てるのかも知らないし」
僕「(響いてない・・・)いや、「◎◎区、選挙」とかで出ますって。ほら、ポスターも貼ってあるし。投票率が下がると、団体票が効いちゃってですね・・・」
ママ「まぁ、いいや。それよりよ。」
僕「・・・。」
ママ「向井理も好きだったのになぁ・・・。」
僕「」
ママ「」
僕「(響いた!この線でいこう)ええ、ほんとに。例えばですね・・・」
ママ「じゃあ、うちの選挙区で誰出るか、調べてみよっかな!」
僕「おぉっ。ちなみに顔だけで票入れちゃダメですよ〜」
ママ「あんた、うちの夫知ってるでしょ。顔も中身も見てるに決まってるじゃないの〜!アハハ!」
僕「で、ですよね〜・・・汗」
ということで、そんな切り口から入ったりすると、争点がなく、イマイチわけの分からない今回の衆議院選挙も楽しくなるかもしれない、と。
そんなこんなで、
(筆者の個人的価値観と美醜感に基づいており、筆者の所属する団体等とは、何ら関係ありません)
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10位 山本ともひろ(神奈川4区:横浜市栄区・鎌倉市・逗子市・葉山町)
一見ガチムチな体育会系ですが、京都大学卒のインテリ。その一方で駅立ちを欠かさない泥臭さを持ち、日々の活動はくまなくTwitterとFacebookにアップする、透明性の高さが素敵です。
透明性が高すぎて、自民党勉強会でUFO研究家の矢追純一を呼んでしまったことを呟いたことで、全国に知れ渡り、「なぜ矢追純一?」というツッコミも散見されましたが、それもご愛嬌。基本的には素直で何にでも一生懸命な好青年イケメンです。
9位 遠山清彦(比例区:九州・沖縄)
彫りの深い顔立ちは、往年のアラン・ドロンを思わせます。そのハンサム中年ぶりとは裏腹に、博士号を持ってるだけあって、外交関係の知識量は半端なく、機関銃のように喋くりまくりまクリスティ。議論の相手もたじろがざるを得ません。
一方で外交畑にも関わらず、票にならない特別養子縁組などの子どもの福祉にも、陰で懸命に尽力する優しいハートを併せ持つ美中年です。
8位 柴山昌彦(埼玉8区:所沢市・ふじみ野市・三芳町)
日本人離れした顔立ちに、冷静と情熱が同居したナイスミドル。元弁護士だけあって、話の巧さは折り紙つき。
野党時代、中国の不審船と海上自衛隊が衝突した際は、現地まで飛んでいって情報収集に努めたという行動派でもあります。
7位 泉健太(京都3区:京都市伏見区・向日市・長岡京市・乙訓郡)
実は笑うと八重歯の可愛い爽やかイケメン。今年40歳なんですが、常にテンションが高いためか、爽やか兄貴っぷりが眩しいです。
ご自身がパパということもあり、児童虐待防止法に深く関わる等、地味だけど大切なところをしっかりやる実務肌です。
6位 中谷一馬(神奈川7区:横浜市港北区・都筑区)
やんちゃ系イケメンの31歳の中谷さん。神奈川県議で国会は初挑戦とのこと。若くて政治家というと二世なのかなと思いきや、貧困に苦しむひとり親家庭に育った苦労人。10代で地元のヤンキー達の親玉に。
その後更生してバーテンダーの修行後、バーを立ち上げ、更に国会議員秘書に転身、という激動の人生を歩まれている醤油顏美男子です。
5位 三谷英弘(東京5区:目黒区・世田谷区)
イケメンでありながら、アニオタ、アニオタでありながらイケメンという、相反する要素のマリアージュが、颯爽とした春風のような政治家を創り上げたケースです。
イケメンというだけでなく、元弁護士というバックグラウンドを生かし、レーシック難民達のために尽力もされています。知人(だと僕は勝手に思っている)の政治オタクアイドル、春香クリスティーンちゃんも大注目のスマートかつ美顔の若手政治家です。
4位 柚木みちよし(岡山4区:倉敷市・都窪郡)
政界の平井堅の異名を取る、甘口イケメン。スイートなルックスに似合わず、国会質問は武闘派。派遣法改正を激しく糾弾し、非正規雇用問題を何とか前進させようと頑張っておられます。
イクメン議連の共同座長を務められ、ご自身も現役のパパです。名前は読みづらいですが、柚木と書いて、「ゆのき」です。はい、「いのき」じゃないですよー。それは別の人ですー。
3位 小林史明(広島7区:福山市)
NTTドコモ出身の、正統派イケメン。仮面ライダーシリーズに出てきても何ら遜色がありません。
しかし取り組んでいるのは、お父さんが漁網メーカー経営者ということもあり、漁業再生という地に足着いた分野です。
若くてイケメンで政治家、というと本当にいけ好かないやつが想像されますが、全くそんなことはありませんでした。それを証拠に、僕が初対面にも関わらず悪酔いして抱き着くという、あり得ない所行に及んでも、笑って流してくれるという態度イケメンですらあります。
色々、すいませんでした。
2位 細野豪志(静岡5区:三島市・富士市等)
言わずと知れた、民主党のプリンス。その男前な顔立ちは小選挙区を超え、全国区に響き渡っています。
以前偶然、離島で30分くらい一緒に並んで歩かせてもらった時に、離島にも関わらず女子が次々に声をかけてくる有様を眼前に突きつけられ、自分はなぜイケメンに生まれなかったのだろう、と母親に文句の一言も言いたい気分になりました。
しかしその端正な顔立ちとは裏腹に、原発事故後の難しい時期に原発大臣を引き受ける等、火中どころか火だるまの中の栗を拾う男気を見せました。
正に次世代リーダーと言って良い、熱血ハンサム中年でしょう。
1位 小泉進次郎(神奈川11区:横須賀市・三浦市)
※編集部注:写真は公式サイトからの引用です
栄えある第一位(根拠はないんだけど)に輝いたのは、説明の必要の無い、永田町のプリンス。日本を代表するイケメン政治家であり、もはや政治家と言うより芸能人と言った方が良いくらいの知名度と人気を誇っています。
そんなイケメンなサラブレッドの印象の強い小泉氏ですが、しかし実際に話すと、その用意周到さ、油断のならなさ、良い意味での計算高さは、年齢に比して凄みすら覚えるもの。足の引っぱり合いが挨拶のような政界において、無駄に敵を作らず、さりとて埋没することなく持論を提起して行くそのスタイルは、政治家の才能という言葉があったら、彼にこそ冠されるべきものであろう、と。
しかし一方で、響くフレーズを磨くために、本を読み、映画を見て、落語に通うという努力を、陰ながら積み重ねている、という部分を見ると、未来の総理を期待させるに十分なキャラクターであると言えましょう。
自分も同じ男なのに、なぜこうも違うのか、と人生呪いたくなります。3日くらい人生交換してもらいたいわ、ほんと。
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さて皆さん、如何でしたでしょうか。
「お前、神聖なる選挙を何だと思っているんだ」等、今から罵声が飛んできそうな空気が満ち満ちているのを感じます。
とはいえ、これを機に、皆さんが政治に、選挙に少しでも興味を持ち、投票所に足を運んでもらえれば、望外の喜びであります。最後に一言。
(2014年12月1日「駒崎弘樹公式ブログ」より転載)