アイオワ州の党員集会で注目の共和党のトランプ氏が敗北した。
出口調査では対立候補のクルーズ氏より高いポイントだったが、実際の投票に結びつかなかった。支持はするが、大統領候補としては不安ということか。
ところで今、米大統領選挙が盛り上がっているが、今、投票できるのは共和党か民主党の党員だけである。党員でない一般有権者は蚊帳の外である。
米大統領選挙は前半と後半に分かれており、前半は民主党と共和党の中でそれぞれ大統領候補を選ぶ選挙が州ごとで行われる。州によっては党員集会という形であったり、予備選挙という形であったりする。
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今回最初に行われたのは党員集会という形を取っているアイオワ州なのだが、この党員集会で投票できるのはその名の通り、民主党か共和党の党員だけである。一般有権者は投票できない。
間違っていたら申し訳ないが、政党に登録している人は50%前後だったと記憶しているので、米国民の半分くらいだけが現在の大統領選挙の前半戦の主役なのだ。
後の党員でない一般有権者は、現在行われている前半戦で民主党で大統領候補となった人あるいは共和党で大統領候補になった人が決まるまではニュースで大統領選の趨勢を眺める形となる。
では一般有権者が投票できるのはいつかというと11月である。具体的には11月の第一月曜日の次の火曜日である。これが本選挙である。
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この本選挙では無所属候補も立候補できるので、最近、無所属で米大統領選に立候補を表明した元NY市長のブルームバーグ氏はここで出番というわけである。
複雑な大統領選挙の仕組みだ。。。。
東猴史紘