■ 車での自由な旅行を楽しむ人に。行きたい観光スポットを選択するだけで最適ドライブルートがわかる
このゴールデンウィーク、まとまったお休みを利用して旅行に出かけた方も多かったのではないでしょうか。国内を旅するときの最もポピュラーな交通手段といえば、やはり車。手軽に旅行を楽しめるパックツアーも人気ですが、一方で、ドライブを楽しみながら、時間を気にせず、好きな所を自由に回る個人旅行を楽しむ人の比率も増えて来ています。
ただ個人旅行の場合には、どんな観光スポットを巡るか、宿泊先はどこにするか、どう移動スケジュールを割り振るかなど、旅にまつわる様々なことを、自分で決めていかなくてはなりません。インターネットの観光情報サイトを活用するにしても、観光名所が地域別に分かれて紹介されていたり、その間の移動時間については別の地図サービスを利用して確認しなければならなかったりします。きちんと計画を立てるには、いろいろなサイトを行ったり来たり、試行錯誤しながら意外に手間がかかるものです。そこで、たとえば、行ってみたい観光スポットを選択するだけで、最適な周遊ルートと車での移動時間までが、ぱっとわかるようなサービスはないものか・・・そんなニーズにお応えして、富士通は、旅行者が観光情報サイトやスマートフォン上から、手軽に車での周遊ルートの計画が立てられる「Webルートガイドサービス」を開発しました。
■ オープンデータを活用して地域ならではの観光情報を満載。名所のみならずルート周辺に点在する地域の埋もれた魅力を発見する楽しみ。
この「Webルートガイドサービス」は、地方公共団体等が運営する観光情報サイトに組み込んで利用するサービスで、利用者がそのサイト上で行きたい観光スポットを選んでいくと、車での最適な周遊ルートが自動で計算され「My観光ルート」として電子地図上に表示される仕組みです。最適ルートには、車での走行時間や走行距離が表示されているほか、ルート周辺の「埋もれた寄り道スポット」もわかります。普通の観光ガイドブックには掲載されていないような観光スポットも発見でき、自分だけの旅のプランの楽しみがぐっと広がるでしょう。
この「Webルートガイドサービス」は、すでに、観光に注力している全国の12県48団体へと展開されています。とくに青森県では、県内30団体の観光サイトでいち早く利用されるとともに、行政の保有する観光情報をオープンデータとして民間開放し、地域の観光情報を集積した観光クラウドとして、Webルートガイドのみならず、地元レンタカー会社でもモバイル観光情報サービスとして活用するなど、様々な地域の観光情報サービスと連携できる地域の観光情報連携プラットフォームとして発展しています。
富士通が開発した「Webルートガイドサービス」は、公共の持つ情報資産を民間に開放する「オープンデータ」の先駆的なモデルです。今後は、観光に加えて、防災やEVの推進など多くの分野に拡大し、官民協働で新たな価値を創造する取り組みを進めていきます。
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