■約1ページにわたり組まれた特集
16日、イタリアの地元紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」紙がスペツィア戦でイタリア公式戦初先発を果たしたACミランの本田圭佑のプレーを約1ページにわたり特集した。
大見出しは「シンプル、明確、かつ、効果的に」。
プレーの詳細も分析された。
プレー時間:64分
ゴール:1点
シュート:2本
ドリブル成功:1回成功/3回チャレンジ
パス成功 44本成功/49本中
ボールロスト 13回
ファウルを受けた回数 1回
また、本田について以下のような論調で伝えた。翻訳してお届けする。
日本人は堂々とたるスタメンデビューを果たした。
1ゴールとシンプルなプレー。新加入選手はミランのメカニズムにすでにとけ込んでいた。
セードルフ監督はもう本田が交代でベンチに下がってからサンシーロに到着した。
■「綺麗な洗練された技術がある」
本田圭佑がミランで初先発している時、セードルフはミラノの渋滞と戦っていた。リナーテ空港から、監督がサンシーロに到着したときには、本田はもう交代で下がっていた。しかし、それは悪いことではない。まだ(これから先も本田を見る)時間はある。
それは、この日本人は新監督が好きな選手の一人だからだ。彼は先発し、プレーに迷いがなかった。64分間、ベンチやスタンドにいた人たちに、最高の印象を与えた。チームは1000の問題を抱えるが、注目すべきことはその早さだ。
容易にチームのメカニズムにとけ込み、プレーしていた。なぜなら圭佑はシンプルなプレーを選ぶことができる戦術眼がある。それは平凡なことではない。思慮深く、賢いということ。
近くの同僚とうまく連動し、(ロビーニョ、ポリ、パッツィーニの)3回ゴールに迫った。自分のためにしかならないヒールパスや曲芸的なプレーは避ける。そのようなプレーはリーグ11位のチームにはあまり必要がないことだ。
今のミランにはお手本となるプレーだった。明確でわかりやすい芸術と言っていい。本田はほとんどすべての攻撃に絡んでいた。ポジションに変化に富ませ、位置を固定していなかった。ロビーニョとパッツィーニともよく絡んだ。
堂々とプレーすることに慣れている上に、知的に解決法を見つけることができた。綺麗な洗練された技術がある。正確なパスとインテリジェンスが詰まったクロス。そして、こういった攻撃面のすべての加えて、守備のカバーリングへの協力も諦めずに行った(相手の攻撃を抑え、警告も受けた)。
(移籍の仲介人のブロンゼッティへ捧げた)ゴールもシンプル。プレーも自然だった。
(2014年1月17日フットボールチャンネル「現地紙「ガゼッタ」が1ページの本田特集。「今のミランにはお手本となるプレー」と賛辞」より転載)