日本財団は12月20日、全国の17〜19歳の男女800人を対象にした「セックス」に関する意識調査の結果を発表。学校での性教育が役に立たなかったと感じている人が40.9%にのぼることが明らかになった。
「役に立たなかった」と回答した人に対して「あったらよいと思う内容」を質問したところ、「性病や避妊の重要性についてもっと学ぶべき」「遠回しではなくちゃんと具体的な内容を知りたかった」「生理痛や勃起など、男女の体の仕組みについて学ぶ機会がほしい。異性の変化も知るべき」などの答えが寄せられた。
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性に関する情報源をどこで得ているかの問いについては、ウェブサイトが55.8%で最多、2位が友人で50.2%、3位がSNSで31.4%。
セックスの経験があるのは全体の23.3%でおよそ4人に1人。「初体験」の年齢で最も多かったのは17歳だった。避妊の必要性を感じているのは86.7%、性病への不安があると答えたのは75.9%だった。
また、マスターベーションで使用しているもののうち最も多いのは男女ともに「スマホ」で74.8%。2番手は女性では「想像のみ」で18.7%(男性は8.8%で3位)だった。
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「18歳意識調査」は、日本財団が10月からテーマごとに実施しており、今回が6回目のテーマ。公職選挙法の改正で18歳に選挙権が付与されたことや、民法改正で2022年4月に成人年齢が18歳に引き下げられたことをきっかけに、次世代を担う18歳に着目しての調査を行っているという。
日本財団の笹川陽平会長は「国際的にも後進性が指摘されるわが国の性教育はやはり見直しが必要な気がする」とのコメントを発表している。