7月29日、フジテレビ系のドキュメンタリー番組「ザ・ノンフィクション」で、ロック歌手・内田裕也に密着した特集が放送された。女優で内田の妻、樹木希林がナレーションを務め、Twitterでトレンド入りするなど、ネット上で話題になっている。
2週連続で放送予定(後編は8月5日)で、前編のタイトルは「転がる魂 内田裕也」。冒頭には入院中の様子も映し出された。
現在、78歳になる内田。いまも現役の「ロックンローラー」だ。2017年11月には脱水症状を起こして緊急入院した。数々の逆境に襲われながらもステージに立ち、バラエティ番組出演のほかテレビCMできゃりーぱみゅぱみゅと共演するなど、精力的に活動を続けている。
内田の日常に迫るのは、40年来の親交がある映画監督・崔洋一。取材時間は300時間におよんだという。
同番組の公式サイトによると、「最後の力を振り絞りながら、ロックフェスに取り組む内田裕也の1年間に密着しながら、波乱と矛盾に満ちた人生を振り返る」という。
内田は大阪の資産家に生まれ育ちながらも没落し、高校を中退。エルヴィス・プレスリーに衝撃を受けてロカビリーに目覚め、バンドデビューした。
名優・樹木希林とは1973年に結婚。その2年後に別居し、以降43年間別居状態が続いているという。芸能界きっての"個性派夫婦"としても知られており、樹木は5月に情報番組「あさイチ」に出演した際、内田について以下のように話していた。
「いつも気にはなってる、夫のことは。どうしてるかなって。1年に1回は会うか会わないかですね。夜中に電話がかかってくると、相手がバーっとしゃべって、あきらめて切っちゃう」
前編には、一人娘の内田也哉子(42)と本木雅弘(52)一家が登場する一幕もあった。後編は8月5日(日)14時から放送予定。