日本郵便は3月1日から、宅配便「ゆうパック」について、受取人から日時の指定を受けるまで再配達しないことにした。これまでは受取人の依頼がなくても翌日に再配達していた。再配達の業務量を減らすことで、従業員らへの負担軽減にもつながるという。
宅配業界の再配達をめぐっては、ヤマト運輸が運転手らの「働き方改革」を進めるため、夜間の再配達を減らしている。
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日本郵便広報室によると、最初の配達時に受取人が不在の場合、荷物を郵便局に持ち帰り、いったん保管。受取人から再配達の希望日時について連絡を受けてから、再配達するという。
再配達を減らすことは従業員の働き方改革につながるだけでなく、コストの削減も期待できる。また、顧客に対しても、「留守の度に不在票を入れて煩わしい思いをさせていたが、今後はそうしたことが改善される」と担当者は話す。
再配達の変更についてはTwitterでも話題になっている。「大英断」「まったく問題ない」など評価する声が上がる一方、配達状況をメールで自動通知したり、コンビニエンスストアでも受け取りができたりするよう、さらなる改善を求める人もいた。