藤原竜也『世にも奇妙な物語』初出演 手塚治虫の知られざる名作に挑戦
藤原演じる大手IT企業のCEO・我堀英一は、容赦なく社員の首を切る冷徹な経営者。そんな我堀は週末になるとホームレスとしてダンボールハウスに住むという奇妙なストレス解消法を実践していた。ある日、ユリと名乗る女性(飯豊まりえ)が男たちに追われ我堀のダンボールハウスに逃げ込んできたことから、そこに住み着いてしまい、我堀はユリの世話を焼くように。2人は互いに引かれ合い、我堀はCEOという自身の肩書を隠してユリに自分の会社の入社試験を受けるよう勧める。やがて我堀は会社に入社してきたユリに正体を描くにしたままプロポーズするのだが...。
藤原は今作の役どころについて「勝ち組の葛藤じゃないですが、違う世界に強いあこがれがあって、普段の生活を遮断して違う新たな自分を出したい、見つけたい、という無い物ねだりの主人公です」と紹介。その上で「心にぽっかり開いた穴に気付いていて、自分の中で納得できない何かがあり、違う生活を追いかけています。そんな人間の破滅する姿が手塚治虫さんならではのうまい心理描写で描かれていると思います」と魅力を語った。
また、「今回の作品は、手塚治虫さんの昔の漫画が原作ですが、今改めて『世にも奇妙な物語』の企画でよみがえらせることは大事だと思います。僕自身も日々たのしく撮影させてもらっています。手塚治虫さんならではの物語で、脚本もすごくおもしろいです。何も考えずに楽しく見てもらえる作品になっているとうれしいですね」と作品の見どころを伝えている。
そのほか、同日放送される短編作品の主演キャストも決定。ポニーテールの似合う女子大生が恋に翻弄されるストーリー「ポニーテール」に元乃木坂46の深川麻衣、スマホの画像アプリで遊んでいた高校生たちを主人公にした「交換」にSexy Zoneの松島聡が出演する。
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