新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大を受けて、武漢市の当局は、市内で感染者を収容し治療するための新たな病院の建設を始めた。急ピッチで建設を始めた。工期は約1週間と見られる。
1月24日に撮影された写真には、数十台のショベルカーやブルドーザーなどの重機が建設現場を造成している様子が写っている。
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国営の中国中央テレビによると、この病院の敷地面積は25000平方メートル。1000床のベッドを用意して、新型コロナウイルスによる肺炎患者への治療を提供する予定。2月3日までに稼働するという。2003年にSARS(重症急性呼吸器症候群)の感染が拡大した際に、6日間で北京郊外に新病院を建設した例をモデルにしたという。
武漢市の広報用SNSによると工事は、2班体制で昼夜を問わず実施。25日には建物の工事が始まり、2月1日に完成する予定だ。その後、医療機器の設置と試運転が実施されるという。
1月25日現在、新型コロナウイルスによる肺炎の患者数は中国国内で1287人となり、うち41人が死亡。一層の感染拡大が懸念されている。
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