世界一背の高い犬に認定されたグレート・デンのケビンが、記録樹立からわずか数カ月で死んだ。ギネス世界記録が発表した。
アメリカ・アイオワ州で暮らしていたケビンは、体高が0.97メートルで3月に世界一背の高い犬に認定された。
これは人間では3歳の子どもの平均身長に匹敵する高さで、後ろ足で立つと約2.1メートルもあった。
ギネス世界記録によると、ケビンは6月に病気で体調が急変し、手術を受けたものの死んだ。3歳だった。
ケビンはトレイシー・ウルフさんと夫のロジャーさん、12歳のアレクサンダーさんと10歳のエヴァさんのほか、数匹の犬や猫、山羊や馬、鶏などと一緒に暮らしていた。
トレイシーさんは「家族全員が、悲しみにあふれています。最高のジャイアント・ボーイでした」とギネス世界記録に語っている。
「記録を達成して、ケビンにスポットライトを当てられたことをうれしく思っています。注目されるのが大好きでしたから」
ケビンという名前は、映画『ホーム・アローン』の主人公にちなんでつけられたという。
トレイシーさんによると、ケビンはとても人懐こい性格で、家族からは「優しい巨人」と呼ばれていた。
ソファで寝るのが大好きで、お気に入りの場所に誰かが座っていると、トレイシーさんに不満を訴えることもあったという。また、体が大きいにも関わらず掃除機を怖がり、近づくと逃げていた。
ケビンの前に世界一背の高い犬の記録を保持いたグレート・デンのゼウスも、2023年に3歳で死んだ。
トレイシーさんは「これらの巨大犬種だけではなく、すべての犬たちがもっと長生きできればいいのにと願っています。一緒にいられる時間が足りません」と述べた。
ハフポストUS版の記事を翻訳・編集しました。