中国第2位のビールブランド・青島ビールの製造工場の一つで、従業員が原料の入ったコンテナ内で放尿しているとされる動画が拡散し、公安当局が調査している。
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この動画は10月19日に中国のソーシャルメディア微博に投稿されたもので、制服を着た人物がコンテナに入り、中でおしっこをしているような様子を捉えている。
BBCによると、中国のナショナルビジネスデイリーは「放尿した人物も動画撮影者も青島ビールの直接の従業員ではない」と報じている。
青島ビールは、放尿した人物が工場の従業員かどうかについて明らかにしていない。
サウスチャイナ・モーニング・ポストによると青島ビールは20日、コンテナに入っていた麦芽を使用原材料から除外し、問題を公安当局に報告したと声明で発表した。
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声明には「当社は青島ビール工場No.3に関連した動画を重視し、問題の発覚後にまず公安当局に通報しました。現在、公安当局が調査を実施しています」と書かれている。
また、微博ではこの人物に対する厳しい批判に加えて「ここのビールは馬の尿みたいだとずっと言ってきたけれど、どうやら間違いだったようですね」「代わりにワインを飲むことにしようかな」などの冗談も投稿されているという。
青島ビールにとっては、動画は笑い事ではなかったようだ。
CNBCによると、青島ビールの株価は上海証券取引所の10月23日取引開始直後に急落したが、午後には回復したという。
ハフポストUS版の記事を翻訳しました。