2018年冬に韓国で開催予定の平昌(ピョンチャン)オリンピックの公式サイトに、日本列島とサハリンが描かれていない世界地図が掲載されていた。ネット上で問題視する声が相次いだ後、9月27日正午ごろ、該当する地図に日本列島とサハリンが追加された。
問題の地図が掲載されたのは、11〜15歳の少年少女が冬季スポーツが体験する「ドリーム・プログラム」という企画を紹介するページの英語版だ。
Advertisement
この企画に2004年から10年間で「75カ国1574人が参加」とした上で、各地域の参加者数を示した世界地図が掲載されている。
地図では、キューバ、マダガスカル、フィリピン、スリランカ、インドネシアなど主な島国は描かれていたが、日本列島とロシアのサハリン島はカットされていた。
■9月27日正午前に掲載されていた地図(部分)
Advertisement
■9月27日正午ごろに修正された地図(部分)
※日本列島とサハリンが追加されたが、図法が異なるのかやや不自然だ。
■菅官房長官「早急な是正を申し入れた」
この地図について報告を受けた自民党の山田宏・参院議員は公式Twitterで「意図的としか思えませんね。調査の上、外務省より断固抗議させます」と書いた。
Advertisement
また27日午前の会見で、菅義偉・官房長官は「ホームページに(日本列島が)なかったということは承知してます。今朝、スポーツ庁から在京韓国大使に指摘をし、早急な是正を申し入れたところであります」と話していた。