冬の服や小物の見せ方、しまい方

この冬すぐに家で取り入れられる服や小物の見せ方、しまい方をご紹介します。

冬に欠かせないコートやマフラーはかさばりがちで、片づけておかないとすぐに部屋が汚く見えてしまします。デザインやしまう場所にこだわることで、部屋がいつも片付いている印象になる方法をご紹介します。

暖かい日や急な木枯らし、気温によってコートや小物で調節する冬。外出先から帰ってきてコートやマフラーをソファーや玄関に置いたままの日が続くと、「あれ、あのコートどこだっけ?」と慌ててしまうこと、ありませんか? ハンガーやフックにこだわることで服や小物もインテリアの一部に溶けこませ、しまい方を工夫するだけで慌ただしい日々を少し改善することができます。この冬すぐに家で取り入れられる服や小物の見せ方、しまい方をご紹介します。

Houzz | MAZE INTERIOR

コートハンガーにこだわる

寒い外から帰ってきて、脱いだコートをソファーのアームにかけっぱなしにしていませんか? デザイン性のあるハンガーを玄関に取りつければ、コートやマフラーもインテリアのひとつになります。写真の《ツリーウォールハンガー》なら、形だけでなく赤い色が玄関のアクセントになって、掛けるのが楽しくなりそうです。

Houzz | ROYAL FURNITURE COLLECTION|ロイヤルファニチャーコレクション

ロイヤルファニチャーコレクション〉が取り扱うデンマークブランド〈ノルメイド〉の《レーク》。伝統的なガーデニング用品である"熊手"のデザイン性の高さを、改めて認識させてくれる一品です。

Houzz | MEETEE

Nadia - coat stand

古くから家具の産地として名高い広島の府中家具と、現代的なデザインが融合したブランド、〈ミーティー〉の《ナディア》シリーズのコートハンガー。船大工の組み木構造に着目してデザインされ、プロダクトの構造とデザインのふたつの美しさが調和したアイテムです。

Houzz | Dichotomic (ディコトミック)

アイアンハンガーラック ロングタイプ (異形鉄筋) 4カラー - ¥7,800

インダストリアルスタイル やミニマリズムがお好きなら、〈ディコトミック〉の《アイアンハンガーラック》がおすすめです。コートを掛ける幅が2種類から選べるので、部屋のちょっとしたスペースにも使えます。

Houzz | Accessory Hanging Clip

Accessory Hanging Clip - USD 2.95

クリップを活用する

雑貨屋や100円ショップでもみかけるハンギングクリップは写真をクリップするだけでなく、手袋の保管にも使えます。コートをかけるハンガーに一緒にかけておけば、朝まで乾かしつつ、出かけるときに「あ、忘れた!」ということがなくなります。

写真はドイツの〈マワ〉のハンギングクリップ。先が特殊コーティングされているので、布製品を挟めばすべりません。ヨーロッパで長く愛される生活雑貨を取り扱う〈山秀〉で購入できます。

Houzz | John Steed Homes

カラフルな帽子で玄関をいろどる

冬のコートはどんな服にもあう黒やグレー、カーキやキャメルなどニュートラルな色を選びがちですが、その分小物をアクセントに寒い冬を乗り切りたいところ。鮮やかな色の帽子を意識的にチョイスして玄関に飾れば暗くなりがちな玄関をパッと明るくしてくれます。

Houzz | The Home

マフラーやショールは1ヵ所に掛ける

マフラーやショールはその日の服装にあったものを最後に選ぶもの。木製の折りたたみ式物干しならアパレルショップの売り場のようです。このように1ヵ所にまとめておけば朝の支度の時短にもつながります。家に帰ってきてストーブやエアコンの近くに置いておけば雪で濡れたマフラーも朝までに乾燥させることができます。

Houzz | The Home

スローは重ねて色のレイヤーを楽しむ

使い終わったスローをきちんと畳んでいますか? 置き場所を決めて畳んでおけば、急なお客さんが来てもサッと渡せます。また写真のように温かみのある木の椅子に素材の異なるニュートラルカラーのスローを重ねていけば冬らしいインテリアオブジェのひとつになります。

Houzz | Louise de Miranda

部屋着、室内シューズはベッドサイドに

寒い朝、家族より先に起きてごはんの支度をするときはとりあえず羽織りものと暖かい室内履きが重宝します。ベッドサイドに置けば寒い朝も「えいやっ」と起きることができます。写真はトナカイのオブジェとトナカイの室内履きがリンクして冬気分を盛り上げています。

Houzz | Septembre

ベッド下にセーターを

寒い朝にもすぐ取り出せる場所にセーターをしまいましょう。セーターはかさばるので、他のもの分けた方が取り出しやすく見つけやすいです。

Houzz | Susan Brook Interiors

靴下・タイツは丸めて収納

近頃タイツは靴下のように厚いものが登場し、冷えとり靴下が雑誌で取り上げられるなど以前より靴下とタイツがかさばるようになっていませんか? 今こそ仕切りを使って丸めて収納を始めるときです。種類別に分けることで朝の支度でパニックになることもなくなります。ちなみに三つ折りで畳むやり方もありますが、口ゴム部が伸びてしまうので丸める収納をオススメします。

(2016年11月19日 Houzz『冬の服や小物の見せ方、しまい方』より転載)