ロンドンで開かれているテニス・ウィンブルドン選手権で7月5日、環境活動家がコートにオレンジの紙テープとジグゾーパズルをばらまく抗議活動を実施した。
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抗議したのは、化石燃料の新規使用に反対する環境団体「ジャスト・ストップ・オイル」のメンバーだ。
5日にあった男子シングルスの島袋翔選手とグリゴール・ディミトロフ選手の試合で、2人の人物がコートに侵入し、紙テープとジグゾーパズルをばら撒いた。
この抗議活動により、試合は一時中断。観客席からはブーイングが起きたほか、「出ていけ」という声も上がった。
さらに、3人目の環境活動家が女子シングルスのケイティ・ボールター選手とダリア・サビル選手のコートに侵入して、同様の抗議行動をした。
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ガーディアンによると、抗議活動をした3人は逮捕された。
ジャスト・ストップ・オイルは抗議活動について「気象庁が7月3日に、6月の平均気温が過去最高の15.8°Cで、1976年の記録を0.9°C上回ったと発表したことを受け、本日の抗議活動を実施しました」とコメントしている。
「ウィンブルドン選手権は現在、バークレイズとスポンサーシップ契約を結んだことを批判されています。バークレイズは過去2年の間に、エクソンモービルやシェル、トタルエナジーズを含む石油・ガス会社に300億ポンドを提供しています」
ジャスト・ストップ・オイルは、5月に行われたラグビーや、6月のクリケットの試合でもオレンジ色の粉を巻く抗議活動を実施し、イギリス政府に対して新規の石油やガス、石炭プロジェクトの許可を停止するよう求めている。
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