東京湾でクジラの目撃情報が6月中旬ごろから相次いでいる。ハフポストはクジラを撮影した動画を入手した。
動画を撮影したのは、東京湾で釣り船業を展開する「つり船 内木」(千葉県船橋市)経営の内木章人さん(47)。6月24日午後3時すぎ、客と一緒に乗っていた釣り船で港に戻ろうとしたところ、約1.5キロメートル前方に波しぶきが上がるを目撃。クジラが飛び上がるのが見えたという。
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内木さんは100~150メートル付近まで近づき、持っていたスマートフォンで撮影した。現場は千葉県・長浦の沖合で、東京湾をまたいで東京~千葉を結ぶ「東京湾アクアライン」の「海ほたる」パーキングエリアの北だったという。
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クジラは6月18日に初めて目撃情報が寄せられ、それ以降も海上保安庁などに通報されている。内木さんは「クジラは大きくジャンプするなど元気そうだったけど、湾内は水深の浅いところもあるので、心配になる。早く湾の外に出たいだろうに」と話した。
毎日新聞によると、東京海洋大の中村玄助教(鯨類学)は、胸びれなどの特徴からザトウクジラと見ている。「餌のイワシなどを追いかけて北上する時期であり、途中で東京湾に迷い込んだのではないか」と指摘している。