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「いい波が来た時には、恐れを捨ててチャレンジする」全世界で25万人が参加するWeWorkが描く未来

日本法人ゼネラル・マネジャーが求める人材とは?

WeWorkとソフトバンクとの合弁会社『WeWork Japan』サービス開始から約4ヶ月、ついに採用強化フェーズへ。このタイミングでゼネラル・マネジャーである髙橋正巳さん(36)に直接お話を伺った。『WeWork Japan』が求める仲間、そして描く未来とは――。

髙橋正巳氏(36)WeWork JAPAN ゼネラル・マネジャー

元Uber日本法人執行役員社長。シカゴ大卒業、ソニー入社。パリに転勤、ビジネススクール「INSEAD」でMBAを取得。シリコンバレーで働き、ベンチャー企業の発掘、買収、投資案件に従事。2014年にUber入社。日本法人執行役員社長に就任後、東京でのUberEATSを立ち上げ、地方におけるライドシェアの実証実験を牽引した。2017年12月よりWeWork Japanゼネラル・マネージャーへ。

200億ドル(約2.1兆円)。

これはアメリカで算定された『WeWork』の企業価値。Uber、Airbnbに次ぐ規模として大きな話題となった。

『WeWork』は世界22ヵ国74都市、250箇所以上の拠点展開するグローバルコミュニティ。会員数は約25万人。2017年8月には、ソフトバンクが子会社を通じて44億ドル(約4800億円)を出資(*1)することが発表された。

一見すると、その事業モデルは「シェアオフィス運営」のように映るが、提供する価値に大きな特徴がある。例えば、データに基づく設計・空間デザイン(*2)やデータドリブンな意思決定を重視。グローバルでの実績を見ると、驚異的なオフィス稼働率を誇っている。つまりテクノロジー企業としての飛躍的な成長が期待されているのだ。

今回お話を伺った日本のゼネラル・マネジャー、髙橋正巳さんはこう語ってくれた。

「国内でも新しいオフィスの概念とテクノロジーで、働き方を変えていきたい」

シェアオフィス、オープンスペースの運営はあくまでも手段。例えば、国内では、自然発生的なコミュニティの醸成、イノベーティブなプロジェクトの起点としての可能性を感じている企業も少なくない。既に大企業の研究開発チームや新規事業担当者、スタートアップが参画している。

運営しているのはシェアオフィスではなく、「WeWork」という新たな場であり、機会といっていいだろう。

「それぞれのスペースには明確なコンセプト、デザインフィロソフィーがあります。世界中どのWeWorkにいっても"ここはWeWorkだ"と感じ取れるような個性がある。そして大企業、スタートアップや個人事業主様、それぞれのニーズに応えていけるようになっています」

2018年5月時点で4拠点だが、東京・大阪・福岡で10~12拠点へと増やしていく。このスピードは、グローバルで見ても前例がないそうだ。

「世界最速で攻めていく。日本を重要マーケットとして位置づけています」

WeWorkの根底にある考え方、その志を共有していく。その一員として働く魅力はどこにあるのか。髙橋さんにお話を伺った。

2017年7月、ソフトバンクとの合弁会社「WeWork Japan」を設立。2018年2月の国内1拠点目を六本木アークヒルズにオープン。2018年夏には原宿のビル「ジ アイスバーグ」のビル全体で、国内5拠点目のWeWorkをオープン予定。

WeWorkが掲げるスローガンは「Do what you love」。日本語に直訳すれば「好きなことをやろう」だが、髙橋さんの解釈について伺えた。

「"生きがいを追求すること"だと捉えています」

自分がワクワクしている瞬間だったり、満たされていると感じられること。生きがいとは何か模索しながら、行動していく。WeWorkが提供していくのは、こういった価値であり、世界観だ。

「WeWorkのオープンスペースにいるだけでさまざまな人が出入りし、出会いがある。物語が生まれていく。それが自分の職場で起こるというのが非常に面白いことですよね」

さらにはゲストスピーカーを招いたイベントやセッション・講演会も利用者たちによって行われていく。人とのつながりだけではなく、新しい情報、そして刺激が得られていく。

もうひとつユニークなのが、『WeWork Japan』の経営陣。元GEや元VMwareの日本法人幹部などが参画。髙橋さん自身、Uber日本法人の元代表でもある。なぜ、彼はWeWorkへの参加を決めたのだろう。

「私は自分が関わった仕事が世の中のためになっているか、人々の生活を豊かにしているか。希望や明るいニュースを世の中にもたらせるか。どれだけインパクトをもたらすことができたか、ここを非常に重要視しています。海外生活が長かったなかで、日本を元気にしたいといった思いを強く持つようになりました。日本にも素晴らしいところがたくさんある。その誇りを守りつつ、イノベーションが生まれていくような環境を提供したい。こういった思いのなかで、WeWorkの幹部と対話を重ね、ゼネラル・マネージャーとして参加させていただくことが決まりました」

そしていよいよ2018年6月、採用強化のフェーズへ。志を共にしていく仲間を集めていく。これも彼のミッションだ。

組織として非常にユニークなのが、さまざまなバッググラウンドを持ったメンバーたちが集まっているということ。例えば、コミュニティマネージャー職でいえば、大企業の幹部、起業家、アーティストなど多様。既存の不動産ビジネスの深い知見を持ったスペシャリストも集まっているそうだ。

髙橋さんによれば、もちろん専門性が問われる領域もあるが、ポジションによってはそこまで「経験職種」が重要なわけではないという。それでは何が重視されるのか。

「最も重要なのは"問題解決スキル"だと考えています」

具体的には、3つのステップに分解できるそうだ。

1. 問題を定義する

2. 解決方法の設計

3. 実行

これらすべてを高速かつ的確に行なっていく。さらに日々解決すべき課題は変化する。どのような場面でも対応ができるよう、分析の能力が欠かせない。

「いかに問題解決をされてきたか、ストーリーを伺うことは多いかもしれません。また、架空のシチュエーションを設定し、"明日からそこに参加するならどうしますか?"ということを聞いたりもしますね。いかにシナリオを組み立て、クリエイティブな解決策を提示できるか。そのプロセスを重視したい」

ビジネスの世界は、予期せぬことが起きるもの。それをいかに乗り越えていくか。そこには彼の仕事観も反映されている。

「どのような事態を目の当たりにしても常にポジティブであることが大切だと考えています。失敗と学びは表裏一体。失敗を失敗と捉えずに、学びと捉え、前進する。失敗を恐れず、スピード感と持って挑戦してほしい。私はよく「Done is better than perfect.」という言葉を使うのですが、100点を目指してじっくり時間をかけるのではなく、80点が取れそうだったらとにかく実行してみる。体験してみることによって得られる知見は、何よりもの価値になります」

それは人生の決断においても同じことが言えるのかもしれない。

「もしかしたら、サーフィンにも似ているのかもしれません。自分が乗るべき波を見極める必要がある。いい波が来た時、躊躇してしまうとその波に乗れません。いい波が来た時には、恐れを捨ててチャレンジする。波に乗り遅れないように、死に物狂いでパドリングし、今だと信じて立つしかない。これはビジネスや人生のチャレンジにも同じことですよね」

今、まさに自ら波を起こし、ビジネスを加速させようとしている『WeWork Japan』。立ち上げのフェーズに携わる、大きなチャンスといえそうだ。

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