もし、あのまま発進してたら...。運転時に潜む恐怖を描いたマンガが、Twitterで反響を集めています。
マンガを投稿したのは、福岡県久留米市に住む元トラックドライバーのぞうむしプロ(@zoumushi6)さん。現在は、マンガ制作を手がける「ぞうむしプロ合同会社」の代表兼アルバイトを務めています。
ドライバー仲間から聞いたという経験談をもとに、12月12日、3ページのマンガを投稿しました。
▼バックモニターに子どもが...。ぞうむしプロさんが公開したマンガ
「ほぼ同じ状況に出会ったことがある」反響相次ぐ
あわや大事故という、ゾッとするエピソードです。ぞうむしプロさんは、「基になった話をドライバー仲間から聞いた際、めちゃくちゃ怖いと思ったのがこの漫画を描いた経緯です」と話します。
ぞうむしプロさんのツイートは2万4000回以上リツイートされ、大きな反響を呼びました。
子どもが被害に遭う痛ましい交通事故は後を絶ちません。運転席から見えない死角はたくさんありますが、特に、背丈が小さな子どもはその死角に入りやすい存在です。
トラックのような大型車では、車体の下に子どもが潜り込む可能性もあります。
反響の中には、「これとほぼ同じ状況に出会ったことがある」というコメントや、このマンガを読んでいたため用心して事故防止に繋がった、という報告もありました。
「実際に起こりえる話」
トラックドライバーの経験を活かしたマンガを普段から発信しているぞうむしプロさん。
現在は、トラック業界の「あるある」や事故に繋がりかねない「ヒヤリハット」を織り交ぜたウェブマンガ『トラックドライバーの怪談』の連載も手がけています。
普段から自然に耳に入ってくるエピソードから構想を得て、シチュエーションを変えた上でマンガにしているそうです。
多くの反響が寄せられていることについて、「啓発目的というわけではなかったのですが、結果として事故防止に繋がったのなら、大変嬉しく思います」とぞうむしプロさんは話します。
「実際に起こりえる話であり、トラックドライバーとしてのヒヤリハットだけでなく、子どもあるあるが反響に繋がったのではと捉えています。何よりたくさんの反響を頂けたことが、次の漫画へのモチベーションとなっています」とコメントしました。