25日(木)3時現在、猛烈な勢力の台風26号(イートゥー)は、マリアナ諸島近海を北西に進んでいます。
急速に発達しており、昨日の18時までの24時間で中心気圧は60hPaも低下。今年最も強い台風となっています。
中心付近の最大風速は60m/sと猛烈な勢力を維持し、衛星画像でも、小さく引き締まった「台風の目」の存在を確認できます。
ひまわり8号 衛星画像
▼台風26号 10月25日(木)3時
存在地域 マリアナ諸島
大きさ階級 //
強さ階級 猛烈な
移動 北西 20 km/h
中心気圧 905 hPa
最大風速 60 m/s (中心付近)
最大瞬間風速 85 m/s
海面水温分布をみると、日本列島周辺では夏と比べて水温は低下しているものの、台風が存在するマリアナ諸島周辺海域では夏と同じかそれ以上の高い水温となっています。
台風はこの海水温の高いエリアを進むことによりエネルギーを得て、急速に発達しました。
複数のシミュレーションモデルの予想
台風26号は、今週末にかけてしばらく西よりに進む見込みです。
その後の進路は不明確でしたが、最新の世界各国の気象機関の予想シミュレーションをみると、フィリピンや台湾方面へ進む予想をするものが多くなりました。
まだ、情報が更新されるごとに予想が変化することもあるので、ウェザーニュースでは、引き続き状況の監視を行い、新しい情報が入り次第お伝えします。
台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。
台風26号のイートゥー(Yutu / 玉兎)は、中国が提案した名称で、民話に登場する月のうさぎのことです。
※24時間生放送の天気予報専門番組「ウェザーニュースLiVE」より