5日(月)9時に日本の南で台風14号が発生しました。ただ、現段階では進路の予測が難しく、予報円が非常に大きくなっています。
特に3日後以降は非常に大きく、予報円の直径は8日(木)9時が660km、9日(金)9時が960km、10日(土)9時は1300kmです。予報円は台風が進むに連れて大きくなるため、台風の大きさを示していると誤解されるケースがありますが、そうではありません。
予報円とは「70%の確率で台風の中心が入る範囲」を示しているもので、台風そのものの大きさとは一切関係がないものです。
予報円の大きさを決める2つの要素
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予報円の大きさは、主に2つの要素によって決まります。それは「進行方向の予測の幅」と「速度の予測の幅」です。偏西風といった上空の風の流れや、高気圧・低気圧の位置関係によって大きく変化します。
方向は定まっていても速度の予測に大きな差があったり、その逆の場合も予報円は大きくなります。
世界各国の予測シミュレーション
ヨーロッパやアメリカなど世界各国の機関によるシミュレーションの結果を見ると、沖縄付近を通過するものから、西日本方面に近づいた後に東に進路を変えるもの、そのまま北上するものなど多岐に渡っています。
予報円の大きさを決める2つの要素のうち、「進行方向の予測の幅」が非常に大きく、その分だけ予報円も大きくなっているのです。予報円は予報が新しくなるに連れて、小さくなり次第に予想進路が絞られていきます。出来るだけ最新の情報を確認するようにしてください。
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