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アメリカ・フロリダ州で現地時間3月21日に行われた野球の世界一決定戦・WBCの決勝は、日本が3-2でアメリカに競り勝った。
試合はアメリカが先制したものの、すぐに村上宗隆選手のホームランで追いつき、さらに岡本和真選手の本塁打などで点差を広げた。
しかし、アメリカも8回に1点を返して3-2に。手に汗握る展開になったが、最後はクローザーのマウンドに大谷翔平選手が立ち、日本が優勝を手にした。
ドラマのような展開に、SNSでは「映画のようだ」の声も。日本野球にとって14年ぶりとなったWBC優勝。歴史に残る試合を、1回から9回まで1打席ごとに振り返ります。
決勝、スタメンは?
日本🇯🇵
1)ラーズ・ヌートバー(センター)
2)近藤健介(ライト)
3)大谷翔平(DH)
4)吉田正尚(レフト)
5)村上宗隆(サード)
6)岡本和真(ファースト)
7)山田哲人(セカンド)
8)源田壮亮(ショート)
9)中村悠平(キャッチャー)
ピッチャー)今永 昇太投手(左投)
アメリカ🇺🇸
1)M.ベッツ(ライト)
2)M.トラウト(センター)
3)P.ゴールドシュミット(ファースト)
4)N.アレナド(サード)
5)K.シュワーバー(DH)
6)T.ターナー(ショート)
7)J.T.リアルミュート(センター)
8)C.マリンズ(レフト)
9)T.アンダーソン(セカンド)
ピッチャー)メリル・ケリー投手(右投)
見どころ
試合前から注目されていたのが、ロサンゼルス・エンゼルスではチームメイトの大谷翔平選手とマイク・トラウト選手の対決だ。
両者がそれぞれの国の国旗を持って入場し、スタジアムを盛り上げた。
1回表 日本0-0 アメリカ
1. ベッツ:ライトフライ
2. トラウト:ライトへのツーベース
3. ゴールドシュミット:三振
4. アレナド:ファーストゴロ
日本の先発・今永が、1回表を無失点で切り抜ける。
1回裏 日本 0-0 アメリカ
1. ヌートバー:レフトフライ
2. 近藤:ショートゴロ
3. 大谷:フォアボール
4. 吉田:三振
アメリカのケリーも上々の立ち上がり。日本代表、先制ならず。
2回表 日本 0-1 アメリカ
1. シュワーバー:ライトフライ
2.:ターナー:レフトスタンドへのホームラン
準々決勝のベネズエラ戦で逆転の満塁ホームランを打ったターナーの一打で、アメリカが先制
3.リアルミュート:レフトへのヒット
4. マリンズ:三振
5. アンダーソン:センターへのヒット
6. ベッツ:レフトフライ
ターナーのホームランの後ツーアウト1・2塁とピンチを迎えるも、今永が1点で抑える。
2回裏 日本 2-1 アメリカ
1. 村上:右中間へのホームランで同点!!
準決勝のメキシコ戦でサヨナラのツーベースを打った村上が、初球を振ってスタンドに叩き込む。日本同点
2. 岡本:ライトへのヒット
3. 山田:ライトフライ
4. 源田:レフトへのヒット
1アウト1・2塁
5. 中村:フォアボール
1アウト満塁のチャンス
ピッチャー交代:ケリー→ループ(左投)へ
6. ヌートバー:ファーストゴロ
ファーストゴロの間に3塁ランナーが帰って、日本2-1
7. 近藤:センターフライ
日本代表、村上のホームランなどで2-1と勝ち越し。
3回表 日本 2-1 アメリカ
ピッチャー交代:今永→戸郷(右投)
1. トラウト:三振
2. ゴールドシュミット:レフトフライ
3. アレナド:フォアボール
4. シュワーバー:フォアボール
ツーアウト1・2塁のピンチ
5. ターナー:三振
戸郷、ピンチを迎えるも絶好調のターナーを三振に抑え、無失点で3回表を切り抜ける
3回裏 日本 2-1 アメリカ
ピッチャー交代、ループ→フリーランド(左投)
1. 大谷:三振
2. 吉田:フォアボール
3. 村上:セカンドゴロ
ダブルプレーで3アウト
4回表 日本 2-1 アメリカ
1. リアルミュート:ショートライナー
2. マリンズ:レフトライナー
3. アンダーソン:ライトフライ
戸郷、4回表を3人でピシャリと抑える。
4回裏 日本 3-1 アメリカ
1. 岡本:左中間へのホームラン!!
日本3-1とリードを広げる
2. 山田:ライトフライ
3. 源田:三振
4. 中村:サードゴロ
5回表 日本 3-1 アメリカ
ピッチャー交代 戸郷→高橋宏斗(右投)。侍ジャパン最年少の高橋宏斗がマウンドへ。
1. ベッツ:内野安打
3塁方向への高いバウンドの打球。一度は1塁アウトの判定も、リプレー検証でセーフに
2. トラウト:三振
3. ゴールドシュミット:三振
4. アレナド:レフトへのヒット
2アウト1・2塁のピンチ
5. シュワーバー:センターフライ
高橋宏斗、ピンチを迎えるも無失点で切り抜ける
5回裏 日本 3-1 アメリカ
1. ヌートバー:ライトフライ
2. 近藤:フォアボール
3. 大谷:セカンドゴロ
ゴロの間にランナーが進みツーアウト2塁
4. 吉田:ピッチャーゴロ
この回の後、大谷がブルペンに入る。WBC決勝戦での大谷の二刀流に期待高まる。
6回表 日本 3-1 アメリカ
ピッチャー交代 高橋宏斗→伊藤(右投)へ
1.ターナー:レフトフライ
2. リアルミュート:サードゴロ
3. マリンズ:三振
伊藤、3人で抑える見事なピッチング。
6回裏 日本 3-1 アメリカ
ピッチャー交代、フリーランド→アダム(右投)
1. 村上:三振
2. 岡本:三振
3. 山田:フォアボール
山田、初球から走って盗塁成功。2アウト2塁
4. 源田:フォアボール
ツーアウト1・2塁になり、打順の近づいた大谷がブルペンからダグアウトに戻る
5. 中村: フォアボール
ツーアウト満塁
6. ヌートバー:ライトフライ
ツーアウト満塁のチャンスを迎えるも、得点ならず。
7回表 日本 3-1 アメリカ
ピッチャー交代、伊藤→大勢(右投)
1. マクニール:フォアボール
2. ベッツ:レフトへのヒット
ノーアウト1・2塁
3. トラウト:ライトフライ
4. ゴールドシュミット:ショートゴロ
6→4→3のゲッツーで3アウト
スタジアムにUSAコールが響く中、大勢がピンチを迎えるも無失点で7回を締める。
7回裏 日本 3-1 アメリカ
ピッチャー交代、アダム→ベドナー(右投)
1. 近藤:サードフライ
2. 大谷:ショートへのヒット
ギリギリの判定に、アメリカがリプレー検証を求めるもセーフに。ブルペンから戻ってきた大谷の全力疾走がいきる
3. 吉田:サードゴロ
5→6→3のダブルプレーで3アウト
残り2回を残し、両者譲らず。ゲームは緊迫したまま、ダルビッシュがマウンドへ。大谷は再びブルペンに入る。
8回表 日本 3-2アメリカ
ピッチャー交代、大勢→ダルビッシュ(右投)
1. アレナド:センターフライ
2. シュワーバー:右中間へのホームラン
アメリカ、3-2と1点差に迫る
3. ターナー:センター前に落ちるヒット
ピッチングコーチがダルビッシュのいるマウンドへ
4. リアルミュート:ショートフライ
5. マリンズ:センターフライ
ダルビッシュ、ホームランで1点差まで迫られるも、USAコールが鳴り響く中で後続を断つ。
8回裏 日本 3-2 アメリカ
ピッチャー交代、ベドナー→ウィリアムズ(右投)
1. 村上:三振
2. 岡本:三振
3. 山田:フォアボール
山田、緊迫した場面で再び盗塁を決める。ツーアウト2塁
4. 源田:サードゴロ
際どい判定に日本がリプレー検証要求するも、覆らず。3アウト
大谷がゆっくりと9回のマウンドへ上がる。大谷vsトラウトの勝負に、場内の期待高まる。
9回表 日本 3-2 アメリカ
大谷、DH→ピッチャーへ。泥のついたのユニフォームの大谷。場内に響き渡るUSAコール。
1. マクニール:フォアボール
アメリカ、同点のランナーを出して上位打線へ
2. ベッツ:セカンドゴロ
ダブルプレーでツーアウト。日本、WBC優勝まであとアウト一つ。トラウトを迎える
3. トラウト:お互いに旗手を務めた大谷とトラウトが、9回ツーアウトで対戦。フルカウントからの勝負は…
大谷、トラウトから三振を奪い試合終了。勝利の瞬間、グローブと帽子を投げ捨て吠える大谷の元にチームメートらが駆け寄り、14年ぶりのWBC優勝に歓喜した。