グアテマラのフエゴ山が噴火。押し寄せる噴煙、必死に逃げる住民たち(動画)

死者は少なくとも62人に達し、300人以上の負傷者が出ている。

中米グアテマラで6月3日、首都グアテマラ市から約40キロ南西にあるフエゴ山(標高3763メートル)が噴火した。災害救援当局者によると、死者は少なくとも62人に達し、300人以上の負傷者が出ている。時事ドットコムなどが報じた。

火山から流れ出した溶岩は、5マイル(約8キロ)に渡って流れ込み、近隣の町エル・ロデオの住宅などを破壊。逃げ遅れた住民たちをのみ込んだとみられている

CBSニュースが、その衝撃の瞬間をツイートしている。黒煙が巻き起こり、自動車やバイクで噴煙から逃げる住民たちの様子がわかる。

フエゴ山が噴火するのは今年2回目。今回の爆発で、火山灰は海抜1万メートルまで上昇、44キロ離れたところまで降り注いだ。

住民ら3200人が一時避難所に収容されているという。

ジミー・モラレス大統領は、犠牲者を悼み国全体で3日間喪に服すと宣言。3日深夜に出された声明で、「取り返しがつかない人命が失われ、国は深い悲しみに包まれている」と述べた。 火山灰の影響でグアテマラ市の国際空港が閉鎖されている。

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