講談社の女性向けファッション誌「ViVi」のオンライン版が、自民党とコラボしたことが話題となっている。
「ViVi」は6月10日、公式Twitterで「みんなはどんな世の中にしたい?」と投稿。「#自民党2019」「#メッセージTシャツプレゼント」の2つのハッシュタグをつけて自分の気持ちをつけて投稿するキャンペーンを発表した。
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計13人に、同誌の女性モデルら9人による政治へのメッセージが描かれたオリジナルTシャツが当たるという。
このツイートからリンクを張る形で、ネット上に「社会はわたしたちが作っていくのだから、自分の意見を自信持って発言してみてもいんじゃない?」とするPR記事を掲載した。
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それぞれのメッセージTシャツを身につけたモデルたちが「いろんな文化が共生できる社会に」「自分らしくいられる世界にしたい」など、意見を発信している。記事の問い合わせ先は「『#自民党2019』プロジェクト事務局」となっている。
今回のコラボをめぐって、「権力におもねるような企画」「ViViを自民党の機関紙にするな」といった批判的な意見もネット上で出ている。
■講談社の説明は?
ハフポスト日本版の取材に対し、講談社は「若い女性が現代の社会的な関心事について自由な意見を表明する場を提供したい」と企画の意図を説明。
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「政治的な背景や意図はまったくない」とコメントした。
講談社のコメントは以下の通り。
このたびの自民党との広告企画につきましては、ViViの読者世代のような若い女性が現代の社会的な関心事について自由な意見を表明する場を提供したいと考えました。政治的な背景や意図はまったくございません。読者の皆様から寄せられておりますご意見は、今後の編集活動に生かしてまいりたいと思います。