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時事通信社
日本政府観光局は20日、10月の訪日外国人旅行客数の推計値を発表した。9月20日から11月2日まで開催されたラグビーワールドカップ(W杯)の出場国からは、41万6千人が訪日し、前年同月比で24.3%増だった。一方、韓国からの訪日客は昨年10月の3分の1程度にまで落ち込んだ。この影響を受け、全体の訪日客数は前年比5.5%減となった。
発表によると、10月に日本を訪れた外国人旅行客は249万7千人。最も多かったのは中国からで73.1万人だった。台湾(41.4万人)、韓国(19.7万人)、香港(18.1万人)と続き、東アジアの国・地域からで全体の6割以上を占めた。
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
日本政府観光局の資料より
韓国からは、昨年10月には57万1千人が来日し、中国に次いで2番目に訪日客の多い国だった。しかし、日韓関係悪化の影響を受け、韓国からの訪日客が急減している。
ラグビーW杯の出場国では、欧米、豪州を中心に来日客が伸びた。イングランド、ウェールズ、スコットランドを含む英国からは過去最高の6万8千人が来日した。