三月のある日のこと、娘が急にお腹を下してしまいました。
少し酸っぱい匂いのする水様便だったので、もしかして感染症かもと思いつつ小児科を受診すると、案の定「ウイルス性の胃腸炎」という診断が。
ウイルス性胃腸炎の時は特効薬のようなものもなく、下痢も無理に薬で止めてしまうと体内にウイルスが留まってしまうだけなので、気休め程度ですが整腸剤が処方されました。
そんな時のちょっとしたしくじりです。
粉薬って飲みにくいですよね。個人的にはとっても苦手です。
娘にとって粉薬は今回が初めて。水を少し入れて溶かして飲ませてくださいと言われましたが、いつもは甘いシロップ状のお薬ばかりなので、嫌がるんじゃないかなと考えました。
処方箋を持って早速薬局へ。ついでにと思って「粉薬を上手に飲めるゼリー」や「娘のお気に入りのジュース」など「粉薬イヤイヤ対策グッズ」を一緒にいくつか買ってみました。
夕食後、整腸剤を飲ませる段になったのですが、一応初めくらいは試しに少量の水で溶いただけの粉薬をあげてみようかな...と思い立ち、スプーンに乗せて娘の口に運びました。
すると、何事もなく飲み込んで、満面の笑みで「おいちーねー」の一言。
「また薬局まで出るのは面倒だ」と思い買い込んだ品物は結局あまり活躍しませんでした。
ジュースはご褒美的に飲ませましたが、こんな事ならゼリーも普通のゼリーを買えばよかったな...と思いました。
そういえばお医者さんが「この整腸剤は無味無臭なので飲みやすいんじゃないかなと思いますよ」と言っていたのを思い出しました。粉薬を飲む練習だったと思う事にします。
もし今度、苦い粉薬を処方されることがあれば、その時は満を持して粉薬用のゼリーを試してみたいですね。(薬を飲まなければならない状況にならないことが一番ですが!)
初めてのことばかりの育児、先回りしてあれこれ買ってみたけど結局使わなかったものって沢山あります。うちの子に必要なものなのかどうか事前に分かっていればなぁ...などと思いながら、今日も娘に合うものを探して過ごしています。
作者:ひいちゃんさん
■提供:すくパラ倶楽部NEWS