「本物とは思えない」パリ五輪サーフィンの超現実的な写真に反響。最高得点を捉えた奇跡の1枚

まるで宙に浮いているような瞬間を捉えた写真が「オリンピックで最高の写真かも」などと反響を呼んでいます
サーフィン第3ラウンドで競技中のガブリエウ・メジナ選手(2024年7月29日)
サーフィン第3ラウンドで競技中のガブリエウ・メジナ選手(2024年7月29日)
Sean M. Haffey via Getty Images

オリンピックの男子サーフィンで撮影されたブラジル代表ガブリエウ・メジナ選手の写真が、超現実的だと注目を集めている。

メジナ選手は7月29日にタヒチ・チョープーで行われたサーフィン第3ラウンドで、オリンピック史上最高のシングルウェーブ得点となる9.90を叩き出した。

写真はこの時に、バレル(波のトンネル)から出てきたメジナ選手が両手を上げて「10」のジェスチャーを作った後、空中に舞い上がり、片手の指を空に向ける瞬間を捉えたものだ。メジナ選手とサーフボードが並んで宙に浮いている。

撮影したAFP通信のジェローム・ブルイエ氏は、「それまで波の後ろにいて姿が見えなかったメジナ選手が、波の裏側から飛び出してきた時に撮影した4枚のうちの1枚です」とガーディアンに語っている。 

「写真を撮ること自体は難しくなかった。重要なのは、最高の瞬間を捉え、ガブリエウが波のどこで蹴り出すかを予測することでした」

ブルイエ氏は、写真がソーシャルメディアで拡散されたことに驚いたという。

「撮影後の6分間の休憩中にスマホをチェックしたら、SNSの通知が山のようにきていました。この写真で何かが起きているのだろうと思ったらESPNでシェアされていて『すごい』と感じました」

AFP通信の写真家ジェローム・ブルイエ氏(2024年7月30日)
AFP通信の写真家ジェローム・ブルイエ氏(2024年7月30日)
MIKE LEYRAL via Getty Images

ブルイエ氏が捉えた一枚には「本物の写真だとは信じられないけれど、ゲッティに掲載されている」「オリンピックで最高の写真かも」などのコメントがXに投稿されている。

メディナ選手はこの男子サーフィン第3ラウンド第5ヒートで日本代表の五十嵐カノア選手を上回り、準々決勝に進んだ。

メジナ選手は「いい波に乗って10点満点に近いスコアを獲得できて本当に嬉しかった。オリンピックで、こんな波に乗れるなんて本当に夢のようです」とオリンピック公式サイトのインタビューで語っている。

ハフポストUS版の記事を翻訳しました。

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