オリンピックの男子サーフィンで撮影されたブラジル代表ガブリエウ・メジナ選手の写真が、超現実的だと注目を集めている。
メジナ選手は7月29日にタヒチ・チョープーで行われたサーフィン第3ラウンドで、オリンピック史上最高のシングルウェーブ得点となる9.90を叩き出した。
Advertisement
写真はこの時に、バレル(波のトンネル)から出てきたメジナ選手が両手を上げて「10」のジェスチャーを作った後、空中に舞い上がり、片手の指を空に向ける瞬間を捉えたものだ。メジナ選手とサーフボードが並んで宙に浮いている。
撮影したAFP通信のジェローム・ブルイエ氏は、「それまで波の後ろにいて姿が見えなかったメジナ選手が、波の裏側から飛び出してきた時に撮影した4枚のうちの1枚です」とガーディアンに語っている。
「写真を撮ること自体は難しくなかった。重要なのは、最高の瞬間を捉え、ガブリエウが波のどこで蹴り出すかを予測することでした」
ブルイエ氏は、写真がソーシャルメディアで拡散されたことに驚いたという。
「撮影後の6分間の休憩中にスマホをチェックしたら、SNSの通知が山のようにきていました。この写真で何かが起きているのだろうと思ったらESPNでシェアされていて『すごい』と感じました」
Advertisement
メディナ選手はこの男子サーフィン第3ラウンド第5ヒートで日本代表の五十嵐カノア選手を上回り、準々決勝に進んだ。
メジナ選手は「いい波に乗って10点満点に近いスコアを獲得できて本当に嬉しかった。オリンピックで、こんな波に乗れるなんて本当に夢のようです」とオリンピック公式サイトのインタビューで語っている。
ハフポストUS版の記事を翻訳しました。