元陸上金メダリストで「人類最速」の男ウサイン・ボルトが、ついにサッカー選手としてのキャリアを歩み出した。
ボルトは現在、プロサッカー選手を目指してノルウェーの1部リーグ「ストレームスゴトセト」の練習に参加している。
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6月5日に19歳以下のノルウェー代表との練習試合に出場し、公式戦ではないが、念願だったサッカー選手として実戦デビューを果たした。
背番号は、2009年の世界陸上で叩き出した100メートル世界記録(9.58秒)にちなんで「9.58」にした。
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出番がきたのは後半26分ごろ。陸上では敵なしだった彼も、サッカーではそうとはいかなかった。味方からの絶妙なクロスをヘディングで合わせられず、得点のチャンスをものにできなかった。試合は1-0で敗れ、苦い"デビュー戦"となった。
ボルトは10日にも、ユニセフが主催するサッカーのチャリティーマッチ「Soccer Aid」の試合に、キャプテンとして出場する。試合に向けた練習の動画をTwitterに投稿しており、フィールドをかける姿を見ると、世界一の俊足は健在だ。
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ボルトは過去にも、香川真司が所属するドイツの強豪「ドルトムント」や南アフリカの「マメロディサンダウンズ」の練習にも参加している。
今後は、プロサッカー選手やワールドカップのジャマイカ代表として、彼の姿をピッチで見る日もそう遠くないかもしれない。ボルトの挑戦は続く。