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外はカリカリ、中はモチモチ。世界の多くの国で愛されているフランスのパン「バゲット」が、ユネスコ(国連教育科学文化機関)の無形文化遺産に登録されることが決まった。
ワシントンポストによると、ユネスコの政府間委員会で登録決定を伝えられたフランスの代表団は、用意していたバゲットを空中に掲げて祝った。
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また、アメリカを訪れているフランスのマクロン大統領もこのニュースを歓迎。
写真家ウィリー・ロニス氏が撮影した、バゲットを抱え嬉しそうに走る少年の写真をInstagramなどに投稿し「250グラムの魔法と完璧さ」とコメントした。
バゲットは、小麦粉、水、塩、イーストの4つの材料だけで作られるパンで、ユネスコは「一人一人のパン職人それぞれに、個性的な製品が作られる」と説明している。
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「バゲットを作るためには、特別な知識と技術が必要です。一日を通して少量ずつ焼かれ、出来上がりは温度と湿度によって異なります。また、買うために毎日パン屋に行く、長い形に合わせて特別な陳列棚を使うなど、他のパンとは異なる消費や社会的習慣もあります」
ユネスコのオードレ・アズレ事務局長は、今回の登録について「フランスの生活様式を祝うものだ」とコメントしている。
「バゲットは毎日の儀式、そして食事を構成する要素であり、分かち合いと友愛と同じ意味を持っています」
「こういった技術と社会的習慣が今後も存在し続けることはとても重要です」