ウクライナ南部ムィコラーイウ州にある「南ウクライナ原発」が、9月19日未明にロシア軍のミサイル攻撃を受けたと、運営する国営企業エネルゴアトムが公式サイトで報告した。現地時間午前0時20分、原子炉からわずか300メートルの場所で強力な爆発が起きたという。
国会議員のオレクシー・ゴンチャレンコ氏も公式Twitterで「原子炉建屋が損壊したが、3基の原子炉は正常に稼働しており、職員に負傷者はいなかった」と報告している。
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エネルゴアトム社は、被害を写真付きで報告した上で、「核テロ行為が全世界を脅かしている!!新たな大惨事を防ぐために、すぐにでも止めさせなければなりません」と報告を結んでいる。
■南ウクライナ原発とは?
日本原子力産業協会(JAIF)の資料によると南ウクライナ原発は、同国に4つある原発の1つ。1989年に稼働開始した。
3基の原子炉で計300万キロワットの出力がある。たび重なる攻撃で稼働を停止中のザポリージャ原発に次ぐウクライナ第2の発電量を誇るという。
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アメリカのシンクタンク「戦争研究所」の戦況マップによると、ロシア軍の支配下にあるザポリージャ原発とは異なり、南ウクライナ原発はウクライナ政府の統治下にある。
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