台風12号は上陸直前まで勢力維持 猛暑で海水温高く 

27日(金)15時現在、小笠原諸島付近を通過しています。

2018/07/27 15:39 ウェザーニュース

台風12号は27日(金)15時現在、小笠原諸島付近を通過しています。中心付近の最大風速が40m/sと強い勢力で、発達のピークを迎えつつあります。通常、日本に近づくにしたがって勢力は弱まりますが、今回は今の強さを維持したまま接近、上陸しそうです。

勢力が衰えない大きな要因は海面水温です。7月中旬以降の猛暑によって海も暖められ、関東や東海の沖合は7月1日に比べると水温が3~4℃も上がって28℃前後となっています。水温が高いのは海水のごく浅い部分だけなので、台風を発達させるほどの力はありませんが、勢力を維持するには十分です。

このため、上陸直前まで暴風域を伴い、強い勢力を保つと見られます。影響も大きくなる恐れがあるため、早めの警戒が必要です。

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