【台風21号】北海道平地では積雪の恐れ

大雪による交通障害や農業施設への被害、電線着雪や停電に十分注意して下さい。
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明日23日は台風21号が北海道付近に接近し、高波や暴風に警戒が必要となります。また、北部や東部の内陸などでは重たく湿った雪となる恐れがあります。

これまでの雨

現在、サハリン方面をゆっくりと北東進する低気圧からのびる前線が北海道付近を通過中で、太平洋側東部には台風からの湿った風も入ってきています。

そのため、太平洋側東部を中心に昨夜から雨が降り続いており、根室地方の雨量の多い所では既に50mm以上となっております。

東部では、一日を通して雨の降りやすい状態が続く見込みですが、午後はやや降り方が弱まる見込みです。

明日以降は台風による雨、雪、強い風が予想されています。東部の雨は続きますが、今日のうちに屋外にある風で吹き飛ばされる恐れのあるものはしまう、日用品や食料などの買いだし、避難所や避難ルートの確認など明日以降に備えた準備が必要です。

明日23日からは台風21号の影響が北海道付近にも

すでに西日本を中心に大きな影響が出ていますが、このまま北上を続けて、明日23日から24日にかけては北海道付近に最も近づき、台風の進路によっては寒気が強まり、北部や東部の内陸などでは平地でも湿った重たい雪が降って平地でも降雪量が多くなる恐れがあります。

大雪による交通障害や農業施設への被害、電線着雪や停電に十分注意して下さい。

また、大雨による低い土地の浸水や土砂災害、河川の増水、高潮にも注意が必要です。23日6時から24日6時までの24時間雨量は、多い所で150ミリに達する見込みです。

北~北東の風の強まりが予想されており、明日23日の最大風速(最大瞬間風速)は

・太平洋側      陸上25メートル(35メートル)

海上30メートル(45メートル)

・オホーツク海側   陸上18メートル(30メートル)

海上23メートル(35メートル)

・日本海側北部    陸上18メートル(30メートル)

海上20メートル(30メートル)

・日本海側南部    陸上23メートル(35メートル)

海上28メートル(40メートル)

となっております。台風の位置や進路、防災事項については最新の情報をご確認ください。

(2017年10月22日 8時51分)

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南保 勇人

[日本気象協会北海道支社] 気象予報士 第二種電気工事士

https://www.facebook.com/jwanews.hokkaido/

札幌生まれ、札幌育ちです!

前職では、ある教育施設で、理科の実験などをしていました。

元々現象の理由などを調べるのが好きだったことから、

空の現象にも興味を持ち、勉強するうちに、どんどん楽しくなり、

気象予報士を取得しました。

現在は、主に雨や雪の降る量を予測する仕事をメインに携わっています。

この他、解説業務ではSTVラジオ「オハヨー!ほっかいどう」など。

趣味:DTM(自宅で自作の音楽の録音)、ギター、

   ビートルズ、ファミコン(魔界村など)、楳図かずおが好きです。

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