つば九郎から届いた結婚式招待状の「返信」。妻と笑った思い出をファンがSNSに投稿

つば九郎の愛と優しさが伝わるメッセージ。受け取ったファンが「嬉しかった」と振り返りました
神宮球場で開催された試合で「空中くるりんぱ」をするつば九郎(2023年06月30日)
神宮球場で開催された試合で「空中くるりんぱ」をするつば九郎(2023年06月30日)
時事通信社

プロ野球「東京ヤクルトスワローズ」のマスコット、つば九郎を支えてきた社員スタッフが亡くなった。球団が2月19日に発表した。

つば九郎は1994年に4月9日にデビュー。2024年には30周年を祝う特別試合も開催された。

本拠地神宮球場の試合では、スケッチブックを使った「今日のひとこと」や空中くるりんぱでファンを楽しませ、スワローズやプロ野球を超えて、多くの人に愛されたマスコットだった。

スワローズファンでXのユーザー名「ドデ九郎」さんは2024年に結婚式を挙げた時に、招待状の返信がつば九郎から届いた。

招待状は妻がドデ九郎さんに内緒でつば九郎に送ったもので、返信は誰よりも早かったという。

出欠の回答は「気持ちは出席」。食物アレルギーの欄には「じゃいあんつ」と書かれてあったといい、ドデ九郎さんは「妻と笑った思い出は忘れません」とXに思い出をつづった

他にも、メッセージ欄には「すえながくおしあわせに!!おめでとうございます」という祝福の言葉が書かれていた。

ドデ九郎さんは、返信を見た時の気持ちを「率直に嬉しかったです」とハフポスト日本版の取材に答えた。

「内容もつば九郎らしいものでしたし、筆跡も見慣れたものだったので、間違いなく本人が書いてくれたんだなと思いました」

ドデ九郎さんにとってつば九郎は、球団に必要不可欠で代えがたい存在だったという。

「つば九郎のいないシーズンを今は想像できないです」とも語った。

日本代表チーム・侍ジャパンとメキシコ代表との強化試合に、読売ジャイアンツのマスコットジャビットと参加したつば九郎(2016年11月11日)
日本代表チーム・侍ジャパンとメキシコ代表との強化試合に、読売ジャイアンツのマスコットジャビットと参加したつば九郎(2016年11月11日)
Masterpress via Getty Images

スワローズファンにとって、神宮球場の試合を見に行けば背番号「2896」が出迎えてくれるのが当たり前の風景になっていた。

ドデ九郎さんの投稿は20日14時時点で25万以上いいね!され「つば九郎らしいユーモアがもう見られないのは、本当に寂しい」「涙がとまらない」などのコメントが寄せられている。

注目記事