トランプ大統領、新型コロナ感染しても「公務は続ける予定」。主治医が発表

年齢や肥満傾向から、トランプ大統領は重症化のリスクがあると考えられる
MANDEL NGAN via Getty Images

トランプ大統領が、自身と妻のメラニア・トランプ氏が新型コロナウイルスに感染したことを、公式Twitterで報告した

大統領主治医のショーン・コンリー氏によると、二人とも、容体は安定している。

コンリー氏は10月1日付の声明で「現時点で、大統領とファーストレディーの体調は安定しています。回復の間、彼らはホワイトハウス内の住居にとどまる予定です」と発表した。

待機期間中は、コンリー氏とホワイトハウスの医療スタッフが、大統領とファーストレディーの体調を随時確認するという。

さらにコンリー氏は、「回復期間中、大統領は継続して公務を行う予定であり、今後の状況を随時報告する」と説明した。

pic.twitter.com/RrOGAdWYqv

— Maggie Haberman (@maggieNYT) October 2, 2020

アメリカ疾病管理予防センター(CDC)は、高齢者BMI(肥満指数)が30を超える人は、新型コロナウイルスの重症化するリスクがあると警告している。

トランプ大統領は74歳。6月の健康診断でBMIが30.5で肥満気味と診断されているため、重症化のリスクがある。

トランプ大統領とメラニア氏の感染は、大統領シニアアドバイザーのホープ・ヒックス氏が新型コロナウイルス陽性と診断された後に明らかになった。

ヒックス氏は、9月29日にオハイオ州・クリーヴランドで開かれた大統領選討論会に同行しており、クリーヴランド空港に到着した時にマスクをしていない姿が撮影されていた。またトランプ大統領の家族も、討論会の会場でマスクを着用していなかった

さらにトランプ大統領は討論会で、バイデン氏がマスクを着用しすぎているとバカにし、自分が開催してきた大型の選挙集会が感染拡大に影響することはないと誤った主張をしていた。

アメリカでは、新型コロナウイルスで20万7000人以上が亡くなり、730万人以上が感染している。

今でも多くの州で感染者が増えているにも関わらず、トランプ大統領は新型コロナウイルスの感染拡大について、最悪の時期は過ぎ去ったと主張し、選挙戦のために多くのビジネスを再開させようとしていた。

ハフポストUS版の記事を翻訳・編集しました。

注目記事