
自らをタリフマン(関税男)と呼ぶアメリカのトランプ大統領は4月2日、世界各国に対する相互関税の税率を発表した。
この“トランプ関税”は、すべての国に対して10%の「基本関税」を設定し、さらに日本を含めた約60カ国にそれより高い税率を課している。
トランプ氏は相互関税で貿易赤字を解消し、アメリカの経済を押し上げて雇用を守るとしている。
しかし相互関税が発表された後、アメリカを含む世界各国で株式市場が急落した。
世界的な景気後退が懸念される中、ネット上を賑わせたのが関税をネタにしたジョークだ。中でもペンギンを使ったネットミームが爆発的に拡散された。
その一つが、2月にホワイトハウスで行われたウクライナのゼレンスキー大統領とトランプ氏、ヴァンス副大統領の会談が、ペンギンで再現されているミームだ。
なぜペンギン?それはトランプ政権が、人間が住んでいない南極近くの島々にまで関税を課したからだ。
オーストラリア南西約4000kmにあるハード島とマクドナルド諸島は人が居住していないが、トランプ政権はこの島に10%の関税をかけている。
同じくオーストラリア領で、人口約2000人のノーフォーク島は29%の関税を課された。
ガーディアンによると、オーストラリアのアルバニージー首相は3日、「ノーフォーク島が米国の巨大経済と貿易競争をしているとは思えません。しかしこれは、地球上のどこであっても、関税から逃れられないことを示しているのです」と述べた。
他にも、人口約3000人ノルウェー領スヴァールバル諸島や、イギリス領インド洋地域にも関税が課されている。
100万羽のペンギンが生息することで知られるイギリス領フォークランド諸島は、イギリス本土の10%よりはるかに高い41%の関税を設定された。