退任間際のトランプ大統領、新たに26人を恩赦。盟友のロジャー・ストーン氏や義理の息子の父親も

退任を1カ月後に控え、トランプ大統領が次々と恩赦・減刑をしている

退任を控えたトランプ大統領の、恩赦や減刑が続いている。

大統領は12月23日、新たに26人に恩赦を与えると発表した。

CNNによると、この26人にはトランプ大統領の長年の盟友であるロジャー・ストーン氏や元選挙対策本部長事のポール・マナフォート氏、義理の息子ジャレッド・クシュナー氏の父親チャールズ・クシュナー氏も含まれる。

ストーン氏とマナフォート氏は、2016年の大統領選でロシアが介入したとされる「ロシア疑惑」に関連して、有罪判決を受けていた。

また、クシュナー氏は2004年に脱税や証人買収などで有罪判決を受けた

右手をあげて大統領専用機に乗り込むトランプ大統領(2020年12月23日)
右手をあげて大統領専用機に乗り込むトランプ大統領(2020年12月23日)
ASSOCIATED PRESS

続く恩赦

トランプ大統領は前日の22日にも、20人を恩赦もしくは減刑した。

その中には、ロシア疑惑の偽証で有罪判決を受けたトランプ陣営の元外交顧問、ジョージ・パパドプロス氏とオランダ人弁護士のアレックス・バンデルズワン氏も含まれている。

さらに選挙資金の私的流用や詐欺、マネーロンダリングなどで有罪判決を受けた3人の元共和党議員や、2007年にイラクで市民を不当に殺害したとして有罪判決を受けた4人の元米軍関係者も恩赦や減刑の対象になった。

ロシア疑惑関連では、大統領は11月に元補佐官のマイケル・フリン氏に対しても、恩赦を与えている。

トランプ大統領の任期は2021年1月20日まで。その後は恩赦の権限を失う。 

ハフポストUS版の記事を翻訳・加筆しました。 

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