トランプ前大統領、4度目の起訴。ジョージア州で大統領選の敗北を覆そうとした疑い

すでに3度起訴されているトランプ氏。ジョージア州でも選挙に介入しようとした罪を問われています
ドナルド・トランプ氏(2023年8月13日)
ドナルド・トランプ氏(2023年8月13日)
TIMOTHY A. CLARY via Getty Images

アメリカのドナルド・トランプ前大統領が8月14日夜、2020年の大統領選挙の後にジョージア州の選挙関係者を脅し、選挙結果を覆そうとした罪などで起訴された。

トランプ氏の他にも、同氏の弁護士を務めたルディ・ジュリアーニ氏やジョン・イーストマン氏、ジェナ・エリス氏、元主席補佐官のマーク・メドウズ氏、元司法省職員ジェフリー・クラーク氏など、合計19人が起訴された。

19人は合計41件の罪を問われており、トランプ氏は13件の罪で起訴された。その中で最も重罪とされているラケッティアリング(違法行為で不正な利益を得る行為)は、最長20年の禁固刑の可能性がある。

トランプ氏はジョージア州でジョー・バイデン氏に僅差で敗れた後、票を不正集計して結果を覆すようブラッド・ラフェンスパーガー州務長官に求めたとされている

フルトン郡のファニ・ウィリス地方検事はトランプ氏が、ラフェンスパーガー氏を脅したとされる音声が公開された直後から、この問題を捜査していた。

98ページにわたる起訴状の冒頭には「トランプ氏およびその他の被告人は、トランプ氏の敗北を受け入れることを否定し、選挙結果をトランプ氏に有利に変えようとする違法な謀略に意図的に加わった」と書かれ、計画を「犯罪活動」だと指摘している。

14日に起訴された後、トランプ氏の選挙事務所は声明を発表してウィリス氏を批判し、「トランプ氏の言論の自由を奪い、2024年に行われる大統領選挙でトランプ氏を妨害しようとしている」と主張した。

トランプ氏に対する起訴は、今回で4件目だ。8月1日にも、2020年大統領選挙の結果を覆そうとした罪で連邦司法省に起訴されている

ハフポストUS版の記事を翻訳・編集しました。

注目記事