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「重大な発表」をすると大々的に予告していたドナルド・トランプ前大統領。その内容が明らかになった。
トランプ氏は12月15日、自身の「デジタルトレーディングカード」を発売すると発表した。
トランプカードは、ブロックチェーン技術を用いたNFT(オンラインで取引できるデジタルアートワーク)で、値段は1枚あたり99ドル(約1万3600円)だ。
カードには複数のデザインがあり、目からレーザービームを発射しているトランプ氏や、スーパーヒーローやカウボーイバージョンもある。
公式ウェブサイトによると、それぞれに固有の希少性があり、1枚だけのものから、複数枚存在するカードもあるが、20枚以上のものはないという。最初のシリーズでは、合計4万5000枚が作られた。
トランプ氏はトゥルース・ソーシャルの投稿で、「野球のカードに非常によく似ているが、うまくいけばもっとエキサイティングなカードになるだろう」と期待をつづっている。
トランプ氏とディナーの権利も。だけど…
カードは、大統領選やトランプ一族が所有する企業とは関係ないという。
ウェブサイトには「NFT INT LLCは、ドナルド・J.トランプ、トランプ・オーガニゼーション、CICデジタルLLC、またはそれぞれの当事者もしくは関連会社によって所有や管理または運営されていません。 NFT INT LLCは、ドナルド J. トランプ氏の名前、肖像、画像を CIC Digital LLCからの有料ライセンスに基づいて使用しています」と説明されている。
さらに、「カードは個人で楽しむためのものであり、投資手段ではない」という注意も書かれている。
カードには特典もあり、購入者はトランプ氏とカクテルアワーやゴルフ、Zoomを楽しむ懸賞に自動的に参加する。
さらに45枚購入すると、フロリダでのトランプ氏とのディナーに招待される。 ただし、宿泊費と往復の交通費は自己負担なので注意が必要だ。
トランプ氏は、2024年の大統領選の選挙活動をほとんど始めていない。暗号通貨と並んでNFT市場が急落している中で、なぜNFTトレカの販売に踏み切ったのか理由は明らかではない。
ハフポストUS版の記事を翻訳しました。