アメリカのドナルド・トランプ大統領は2月15日、北朝鮮問題をめぐる対応で、安倍晋三首相から「ノーベル平和賞に推薦された」と主張した。ホワイトハウスで行った記者会見で明かした。
トランプ氏はこの日、メキシコとの国境の壁建設費用を確保するため、国家非常事態を宣言した。
その後の質疑応答で、北朝鮮をめぐる自身の実績について言及。
米朝首脳会談などをきっかけに「ミサイルもなくなったし、ロケットもなくなったし、核実験もなくなった」とし、「しかし最も重要なことは、私は金正恩氏と素晴らしい関係を築いている、ということだ」と述べた。
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そして、トランプ氏は「日本の安倍首相が最も美しい書簡をくれた」と主張。
書簡は、トランプ氏をノーベル平和賞に推薦する「推薦状」のコピーで、計5枚あったという。書簡が送られた時期や詳細については触れなかった。
安倍首相は、「日本を代表して、敬意を込めてあなたを推薦した。私は、あなたにノーベル平和賞を与えるようにお願いした」と伝えたという。それに対し、トランプ氏は「ありがとう」と答えたという。
推薦の理由については、「日本の上空をミサイルが飛び、警報が鳴っていた。知っているだろう?だが突如として、彼ら(日本人)は安全を感じるようになった。それは私のおかげだ」と語った。
一方で、「恐らく私がノーベル賞を受賞することはないが、それでもいい」とも発言した。
トランプ氏の会見は以下の動画で確認できる。該当発言部分は46分30秒ごろから。