アメリカのミズーリ州ジャクソン郡の陪審員は12月13日、トランスジェンダー生徒への性差別に対する損害賠償として、ブルースプリングス学区に約400万ドル(約4億5000万円)の支払いを命じた。ローカルTV局のKSHB41 Newsが報じた。
トランスジェンダーの男子生徒は通っていた中学校と高校で、男子更衣室やトイレの使用を拒否されていた。陪審員はそれに対し、学区に性差別の責任があると判断を下した。
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同生徒は2010年に名前を正式に変更しており、2014年には出生証明書の性別と名前も女性から男性に改正するよう申請し、認可されていた。
それにも関わらず、学校側は生徒の男子更衣室とトイレの使用を拒否した。裁判文書によると、生徒は中学校での男子体育授業や、アメフト部や陸上部の部活に参加していた際も、男子更衣室の外にある男女兼用の個室トイレを使うように言われた、とKSHBが報じている。
ローカルラジオ局のKCUR89.3によると、同生徒の弁護士はこの判決に対し「被告はとても歓喜している」「自分の正当性が立証されたと感じている」と話した。
ブルースプリングス学区の広報担当者は声明でKSHB41 Newsに、「学区は判決に異議があり、必要に応じて裁判所と控訴裁判所に適切な救済措置を求める」と述べた。
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