決闘を申し入れた町職員が停職6カ月。同僚の前で包丁を叩き付けて「降りてこいや」

大阪府豊能町でゴミ収集を担当。「経験を否定されたように感じた」
決闘のイメージ写真
決闘のイメージ写真
Getty Images/iStockphoto

大阪府豊能町は4月18日、同僚の男性に決闘を申し入れた男性職員(46)を停職6カ月の懲戒処分にした。

豊能町総務課によると、男性職員はゴミ収集を担当する環境課技能主任。3月13日午前、ゴミ収集車を運転中に助手席に座っていた同僚の50代男性から、スピードの出し過ぎやコース取りが悪いなどと指摘されて口論になった。

「やる気がなくなった」として午後の勤務を休んで帰宅した後、「駐車場で待ってる。決着つけたる」と同僚男性の携帯電話にかけた。午後3時ごろ、ゴミ収集を終えて駐車場に戻った同僚男性の乗る車の前に現れてフロントガランスをバンバンと叩いた。

ホームセンターで購入した包丁2本が入った袋を地面にたたきつけた上で、「どっちがええ?」「降りてこいや」などと言って決闘を申し入れたという。その後、現場にかけつけた他の職員に取り押さえられた。町の聞き取りに「自分のこれまでの経験を否定されたように感じた」などと話したという。

町が15日に豊能署に連絡。同署は4月6日、銃刀法違反や暴行罪などの疑いで技能主任を書類送検した。町総務課では「こうしたことが起きないように、特に現場の職員に対して、感情をコントロールできるように研修をしていきたい」と話している。

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