アメリカ中西部と南部で12月10日から11日にかけて竜巻が相次いで発生し、甚大な被害が出ている。南部ケンタッキー州ではろうそく工場が崩壊し、ベシア州知事は会見で、死者が100人を超える恐れがあると発表した。
竜巻は、アーカンソー、ミズーリ、ミシシッピ、イリノイ、テネシー、ケンタッキーの6州で報告された。
被害が最も甚大とみられるのはケンタッキー州で、竜巻発生当時に約110人が働いていたろうそく工場が倒壊。これまで約40人が救助されたが、ベシア知事によると、「少なくとも数十人」が工場内で死亡したとみられるという。
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当時、倒壊したろうそく工場に閉じ込められたキアンナ・パーソンズ-ペレスさんは、救助を待つ間にFacebookでライブ動画を配信。
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NBCニュースの取材に応じたパーソンズさんは、「本当に恐ろしかった」と語り、「風を感じた後に、飛行機に乗っているかのように耳鳴りがした」と、建物が崩壊した時の様子を振り返った。
ケンタッキー州メイフィールドの街の様子
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イリノイ州ではAmazon倉庫に被害も
また、猛烈な嵐と竜巻が発生したイリノイ州では、Amazon配送センターの倉庫の一部が崩壊。
100人ほどの従業員が閉じ込められ、ニューヨーク・タイムズ紙によると、少なくとも6人が死亡したという。