日本のデモクラシーの生死はあなたの投票にかかっている!

街頭からは東京都知事選挙戦の熱気が伝わってくるのに、メディアはこの熱気をなるべく知らせたくないのでは? と思うこの頃。

街頭からは東京都知事選挙戦の熱気が伝わってくるのに、メディアはこの熱気をなるべく知らせたくないのでは?と思うこの頃。

2月2日、日曜日に出演したテレビ情報生番組でも、選挙期間中であることさえ触れられなかったし、その後出演したラジオの生番組では、事前に「選挙のことに触れるのでよろしく」と言われていたのにもかかわらず、直前には「触れないで下さい。」ということになってしまった。

局によっては番組出演前に必ず「特定候補の応援はしていませんね?」の確認があり、この現象は笑って済ませられるようなものじゃないな。と感じている。

思い出せば、青島幸男さんの時なんかは、私の30周年パーティーの席上での知事選出馬宣言だったけれど、別に誰も問題にしなかったし、のんびりみんなで選挙を楽しんでいたよ。

私も今、「規制のようなもの」を押し切ってまで街頭に立って応援したいわけじゃないけど、特定候補の応援どころか、選挙について触れることさえ自主規制してしまうメディアはチョット心配。以前は少なくとも投票率を上げるムード作りは、メディアがしていたと思う。

前回のブログ(1月23日)でも書いたように、私は若い人にもっと選挙に参加して欲しくて「せんきょCAMP」を呼びかけた一人。

先週の土曜日(2月1日)は代々木公園に家入さん、宇都宮さん、細川さんの3人の都知事候補者が来て、それぞれ30分程、対談という形で話をして下さり、私たちミュージシャンは歌で盛り上げる。というイベントに私も参加。

私は私のノリで、まずは「Power to the People」を アカペラで歌ったのだけど、なんかリズムが欲しくてテーブルを叩こう!と思い立ち「なんか、棒をちょうだい!」って叫んだら、舞台袖から使い古しの ホーキが出てきた!

構わずそのホーキでリズムを刻み、なかなか元気いっぱいの歌になった。

「民衆よ、ホーキ(蜂起)せよ」なんちゃって!

後は、この日だけのスペシャルメニュー。

書き下ろし曲を2曲。「さよなら原発」と「愛を耕すものたちよ」をウォン・ウィン・ツァンさんにキーボードでサポートして頂きながら歌った。

寒かったけど、熱心に聞いてくれる人達が集まっていて、とっても感激的な時間だった。

細川さんはこの日も、渋谷、新宿と、街頭に繰り出しての大忙しの日だったそうだけど、ここでは演説では聞けない素顔の見えるトークで、政治から離れ陶芸や襖絵に没頭した日々のことも語られた。

政治の世界には戻ることはないと思っていたけれど、3・11以降の日本の危機は、放っておけない緊急事態だと判断された、と。

みなさんは、どうでしょう?

なんとなくは、「このままじゃいけないかも。」という不安感は感じつつも、自分がそれに何か決定的な判断を下す責任があるという思いが薄い方も多いのかもね。

それは、日常でも仕事でも「指示に従う」立場にいることで、特に判断を求められない事が多いから。

その傾向は、現代社会の大きな落とし穴ではないかと思う。

デズモンド・モリスという人が「人間動物園」という本を書いていて、その中で指摘されているのは、高度に管理された社会では、ほとんどの人が自分の命を誰かに管理されていて、檻の外で起こっていることに加担できない、動物園の動物状態に陥ってしまっている。このままこの状態が続けば、餌が必ずもらえる。という安心感で自立して生きる力を奪われてしまう。

自分の食べるものがどこから来ているのか?この場所の安全は誰が守っているのか?考える必要がないから。

3・11の原発事故をきっかけに、これじゃまずいな、と気づいたのだと思う。日本人にとってはいい機会を与えられたのかもしれない。

動物園の動物じゃ自分を守れない!

今こそ、一人一人判断を求められているのだから、誰かの指示に従うのではなく自分の命を守れる選択をしましょう。

日本のデモクラシーの生死を決めるのはみんなの投票力。

あなたの投票にかかっているのよ。

メディアが抑えても、それで抑えることのできないエネルギーが私達にあることを示しましょう!

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