気温低下による暖房需要の増加及び、火力発電所でのトラブルによる供給力の低下を受けて、東京電力は1月23日、午前中の電力の余力が少なくなっているとして、同社ホームページやTwitterを通じて節電を呼びかけた。
東京電力によると、首都圏などで23日朝から暖房用の電力需要が増え、同社の管轄エリアにおける電力供給4854万キロワットに対して、午前9時から10時までの1時間の電力需要が4666万キロワット、使用率が96%となる見通しだった。
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茨城県の鹿島火力発電所と福島県の広野火力発電所でトラブルが起きたため、22日時点での見込みよりも電気供給力が低下したという。
東京電力は、火力発電所の増出力運転などで供給力を高める対策をしているが、23日午前の需給状況が厳しくなる見通しだ。
このため東京電力は、家庭やオフィスで無理のない範囲で、空調の温度を低めに設定したり、使っていない照明の消灯したりして、節電に協力するよう呼び掛けている。